今日も可動遊具は工夫を凝らした仕上がりとなっていました。
最近は専ら、可動遊具に熱中しているふじ組の子どもたち。今日はどんなデザインかな?と前を通るのを楽しみにしている自分がいます。一枚目の写真はレーシングカーを作ったそうでK君が「レースをはじめるぞー!!」と張り切って運転していました。
2枚目はお家とテレビを作っており、M君がテレビの中の人になって視聴者を笑わせていました。面白いですよね。

正月あそびの羽子板は、年中さんにとっては、少し難しい遊びです。しかし、さくら組の子どもたちは、園庭に丸を描き、その中に羽が入るように打つという遊びを考え付いて楽しんでいました。自分たちの力量の中で出来る遊びを考え楽しむ姿が素敵でした。

今日は、年少・こじか組の劇あそびを見せてもらいました。劇の衣装を着て、役になって遊ぶ姿がとても素敵でしたよ。クラスの友達と声を合わせて「うんとこしょ!どっこいしょ!」と元気な声でセリフを言っていました。劇の会では、いつもと違う雰囲気に緊張してしまう姿もあるかもしれませんが、今日のような雰囲気で楽しめるといいなと思います。
年長組は、週末が劇の会となりました。
年長組の劇が少しずつ完成し始めており、他学年に見てもらう機会も設けています。劇の後は感想を言ってもらいます。
「かっこよかった!」「上手だった」「可愛かった!」などのシンプルな感想から、「もう少し○○を練習した方がいい」という具体的なアドバイスまで様々な意見が出されます。

今日、にじ組『11匹のねこ』チームは、全体主任からの「もっと、魚に負けるところで、『うわー』とか声を出した方が迫力が出ると思う」とアドバイスをもらいました。すると、『11匹のねこ』チームが声を合わせて「昨日、練習したのに忘れてたぁー!!」と一言。そして、戦いの部分のみ、その場で演じて成果を見せてくれました。他クラスや保育者から出されたアドバイスを受け、毎日少しずつ劇がブラッシュアップされていきます。

年中さんは劇の会が来週の為、劇の練習と並行して大道具作りなどに取り組んでいます。活動の中だけではなく、あそびの時間にも協力して絵具塗りを行うなど、あそびと活動が緩やかに繋がりながら生活が進んでいます。

園庭では最近、ふじ組さんが可動遊具(ビールケースや板)に熱中しています。先日は、可動遊具をお家にして、「ここはトイレ!「ここはお風呂にしよう!」「ベッドルームはここだよ」「上に登ったら屋上だよ!」と間取りにこだわったお家を作っていました。
今日は、可動遊具で船を作っていました。タイヤをハンドルに見立てて、コーンは望遠鏡、にしながら、「ワニが来たぞ!」「サメに気をつけろ!」と声をあげて楽しんでいました。年中の後半になり遊びも広がり、深まりを感じます。

行事前の忙しい時期だからこそ、子どもたちのあそびにも注目し、熱中していることを受けとめられるよう心掛けていきたいと思います。
2023年2月3日(金)
「おにはー!そとー!!」「ふくはー!うちー!!」
本日は節分の豆まきを行いました。

「節分」は自分の心の中の鬼を倒して、心身の健康を願う行事です。

最近は、不適切な保育がメディアで取り上げられ、子どもの権利・人権にも注目が集まっています。2月になると「鬼が来るよ」などと脅しの言葉で子どもを操ろうとしたり、むやみに鬼で子どもたちを驚かせて不安にさせたりすることは、不適切な保育にもなりかねません。

節分が、大人の都合に利用される行事ではなく、子どもたちの健康を願うとともに、普段は目に見えない「穢れ」を”鬼”に見立てて追い出すことで、子どもたちが畏敬の念に触れる機会となればいいなと思います。

こうした日本にある伝統の行事が本来の意味を失って衰退していく事は寂しいことです。日本の文化的営みである行事を、子どもたちの負担にならないように配慮しつつ、これからも続けていけたらいいなと思います。
2023年2月2日(木)
年中組も、年長組もホールで劇を行っています。
今日は、年中さくら組の劇を見に行かせてもらいました。

さくら組は、「おおかみと7ひきのこやぎ」の劇に取り組んでいます。
さくら組の「おおかみと7ひきのこやぎ」は、最初が”おおかみ役”が不人気で、”やぎ”をみんながやっていました。

しかし、保育者は、”おおかみ”の楽しさも知ってほしいと考え、ある日の保育の中で、保育者がやぎを演じ、クラスのみんなで”おおかみ”を演じることを経験しました。そのことがきっかけとなり”おおかみ”をやりたいという子も増えてきたとのことです。

年長つき組の劇を見に行った際に見た”おおかみ”の動きや表現に対する憧れも募っているようで、他学年との交流も有機的に機能しているようです。

年中組になると、役の機能に対する理解が深まる反面、やられてしまう役や、脇役的存在に対する抵抗が出てくるようで、役決めや題材決めに対する配慮がとても大切になります。
一般的な劇には主役や脇役という位置づけがありますが、幼稚園の劇では、どの役も大切な存在であり、一人ひとりが主役であるということを保育者は子どもたちに伝えていきたいと思います。

今日は、おおかみ役の子どもたちがとてもいい味を出しており、「おかあさんだよ。あけておくれ」の声を、しわ枯れ声ときれいな声で使い分けて見たり、おおかみらしく歩いてみたりと、”○○らしく”演じることを意識する姿がありました。

まだ、お客さんに見てもらうというよりも自分たちがお話の世界を楽しんでいる様子ですが、それでも、お客さんが見に来てくれた事が嬉しい様子の子どもたちでした。
2023年1月30日(月)
各クラス、劇の取り組みを楽しんでいます。
色々なお話を、保育者も入りながらクラスのみんなでやってみることに楽しさを感じている様子です。

テラスを歩いていると
「うんとこしょ!どっこいしょ!」(おおきなかぶ)
「あなたは、だーれー!?」(てぶくろ)
「おまえは、おおかみだ!」(おおかみと7匹のこやぎ)
などなど、色々な言葉が聞こえてきて面白いですよ。

これから、各クラスどのような取り組みになっていくか楽しみです。
各クラスの活動の様子は”クラスだより”もお楽しみに!
2023年1月27日(金)
第一期工事が終わりに近づき、二期工事に向けて砂場を再度お引越しをしています。
一期工事には、可動遊具(ビールケース)で仮砂場を作りましたが、今回は、こいぬ・こやぎ組の解体時に出たテラスの木を使用して、中庭に砂場を作りました。

最初に中庭の地面を50センチほど掘っていきます。地面は石や砂利があり硬かったですが、子どもたちも、理事長も、園長も、保育者、保安の先生もみんなで力を合わせて掘りました。

途中でとても時代を感じる”明治牛乳”のレトロなビンが掘り起こされました。すると、年長組のS君が「神明幼稚園って昔は温泉だったんじゃない!?」と嬉しそうに声をあげました。その場にいる人たちがみんな「わぁーはっはっは!」と大笑い。

年長組のSちゃんとMちゃんが現場の指揮をとりはじめ、砂場の工事現場では「監督!」と呼ばれるようになりました。

昨日から始めた砂場作りですが、今日にはテラスの木で作った枠も完成し、可動遊具で作った仮砂場から中庭の砂場に引っ越しを始めることが出来ました。
幼稚園内の年少さんも年中さんも年長さんも砂場の引越を手伝ってくれ、園をあげた一大プロジェクトとなりました。

砂場の引越も業者に頼めば立派な物が出来ます。(※新園舎が完成したら正規の砂場は園庭に作成していただく予定です)しかし、多少見栄えが悪くても、自分たちの力で、みんなで協力しながら作った砂場は愛着がわきます。大人、子ども関係なく、その場にいる人々が”仲間”となっている砂場作りの空間の雰囲気が私はとても心地よかったです。これからみんなで砂場も大切に使っていきたいと思います。
工事現場の足場が外れ、第一期工事の外観が見えるようになりました。子どもたちも「新しい幼稚園が出来てるー!!」と歓声をあげていました。幼稚園お越しの際は、工事現場をのぞいてみてくださいね。

それにしても毎日、朝は冷え込みますね。先日紹介した年長組のテラス前の氷作りの実験は、無事成功したようで子どもたちが朝から氷を触ったり、割ったりして楽しんでいました。
水道管の破裂防止のために、夜中も水をちょろちょろと水を出して帰るのですが、その水が凍ってしまっており、氷の形状の不思議さに子どもたちが気づき、見入っている姿がありました。

大人にとっては、厳しい寒さがつらいですが、子どもたちにとっては良い刺激となっているようです。
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