2023年2月2日(木)
ホールで劇
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年中組も、年長組もホールで劇を行っています。
今日は、年中さくら組の劇を見に行かせてもらいました。

さくら組は、「おおかみと7ひきのこやぎ」の劇に取り組んでいます。
さくら組の「おおかみと7ひきのこやぎ」は、最初が”おおかみ役”が不人気で、”やぎ”をみんながやっていました。

しかし、保育者は、”おおかみ”の楽しさも知ってほしいと考え、ある日の保育の中で、保育者がやぎを演じ、クラスのみんなで”おおかみ”を演じることを経験しました。そのことがきっかけとなり”おおかみ”をやりたいという子も増えてきたとのことです。

年長つき組の劇を見に行った際に見た”おおかみ”の動きや表現に対する憧れも募っているようで、他学年との交流も有機的に機能しているようです。

年中組になると、役の機能に対する理解が深まる反面、やられてしまう役や、脇役的存在に対する抵抗が出てくるようで、役決めや題材決めに対する配慮がとても大切になります。
一般的な劇には主役や脇役という位置づけがありますが、幼稚園の劇では、どの役も大切な存在であり、一人ひとりが主役であるということを保育者は子どもたちに伝えていきたいと思います。

今日は、おおかみ役の子どもたちがとてもいい味を出しており、「おかあさんだよ。あけておくれ」の声を、しわ枯れ声ときれいな声で使い分けて見たり、おおかみらしく歩いてみたりと、”○○らしく”演じることを意識する姿がありました。

まだ、お客さんに見てもらうというよりも自分たちがお話の世界を楽しんでいる様子ですが、それでも、お客さんが見に来てくれた事が嬉しい様子の子どもたちでした。
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