本日より、第一期工事の新園舎が使用できるようになりました。
はじめて新園舎に入った子どもたち。「きれい―!」「すごーい!」「ホテルみたいー!!」と大興奮でした。

新園舎内を探検する前に、理事長先生に園舎の清祓祭を行っていただきました。
工事を施工して下さった加藤工務店様、設計を行ってくれたジャクエツ石伊様も立ち会ってくださり、年長組の子どもたちも一緒にお祓いに参加しましたよ。
新しい園舎にワクワクの子どもたちは、お祓い中もソワソワ・ワクワクといった様子でした。
お祓い後は、加藤工務店様とジャクエツ石伊様に、子どもたちから質問タイムもあり「どうやって幼稚園作ったんですか?」「どうやってきれいに作ったんですか?」と質問し業者の方々を困らせていました。笑

その後は、新園舎内の見学を行いました。3月6日から使用する自分たちの教室を探検した後、屋上園庭へ行きました。屋上園庭の広さに驚き、「ひろーい!!」と走り回っていましたよ。
来週からの新園舎での生活も、年長組の子どもたちにとって思い出に残る生活になるといいなと思います。
2023年2月28日(火)
3月3日の「ひな祭り」に向けて、幼稚園の玄関に「お雛様」を飾っています。
各学年、お雛様製作も行っています。

写真2枚目の製作は年少さんの製作です。お雛様の着物の柄をスタンピングで飾りました。素敵な模様の着物が出来上がっていましたよ。

写真3枚目は、年中さんの製作です。ポップアップの技法でひな壇を再現し、お姫様、お内裏様を折り紙で製作しました。みんなが同じ技法を使っての製作ですが、顔や飾りなどにそれぞれ個性が見られました。

写真4枚目は、年長さんの製作です。年長さんはティッシュ箱を使い、立体制作でのひな人形を創りました。年長さんは、お姫様の着物の名前が「十二単」である事や「扇」「冠」、お内裏様の刀や烏帽子などの存在や意味に触れながら、製作に取り組みました。

学年によって、”ねらい”や”技法”を考えながら、日本の文化に触れるきっかけとなる活動になるように留意して取り組んでいます。
2023年2月27日(月)
 例年、職員の園内学習会を月に1回程開催していますが、定例の園内研修とは別に、先週より”自主学習会”を始めました。
 今井和子・島本一男『集団っていいな』という文献を1人1冊購入し、参加した職員で輪読をしました。輪読って学生の頃はよくやりますが、社会人になるとやらなくなりますよね。実際に輪読をしてみると、1時間ほど休まずに読み進めても10ページほどしか進むことは出来ませんでした。しかし、声に出して本を読むことで、一人で読むよりも理解が深まるように感じます。その後、30分ほど、感想や読んでみて大切だと思った部分を共有しました。


印象に残った言葉を幾つか紹介します。(以下「」内、引用)
「集団の力を借りることで個の育ちが保障されるような集団を創ることが重要だと考えています」(P3)

「集団の中で自分らしく生きられる社会性を獲得するためには、まず人から大切にされ、人を信じても大丈夫だという経験をたくさん積み重ねる必要があります」(P5)

「私は、乳幼児期の子どもたちの方が『人が共に生きるための集団作り』に対する能力は、はるかに優れていると感じます。それは誰とでも仲良くする力、人を信じる力、関わる力、差別をしない力、相手の失敗を許す力など、どれを見ても子どもの方が、人と関係性を持つという点においては大人よりはるかに優秀だからです。それだけに、園では大人が思うようにしつけたり教育するのではなく、自らよりよく生きたいという子どもたちの力を信じて、対話しながら、明るく楽しい生き方を創造していくことに力を注ぎ、そのことを社会に広げることが保育だと思います」(P6)

 今回、私たちがこのテキストを読んでみたいと考えた理由は、保育を行っていく中で、”「個人」を大切にすること”と、”「集団」を保育すること”の両面が相反するように捉えられがちですが、私たちが「集団の中での子どもたちの育ち」を再考することによって、改めて”集団の意義”を明らかにしたいと考えたからです。
歩みはゆっくりですが、子どもたちが集団に心地よさを感じ、自己発揮が出来るような集団作りを行っていくために学びを深めていきたいと思います。


 少しだけ、今日の幼稚園のご紹介。幼稚園のテラスを歩いていると、頭に何か乗せて歩く子どもたちによくあいました。

頭にタコを乗せて歩く年長児のM君。
レゴニンジャゴーに変身する年中児のA君。
アンパンマンに変身する年少児のMちゃん。

 いい塩梅のものを見つけて、なりたいものになっていく子どもたちの姿が素敵でした。子どもたちがつくるもの、なる格好、遊びのルールなど、至るところで個性的でよく考えられたものが見られるようになりました。3学期らしい姿だなと思います。
2023年2月22日(水)
「劇の会」も終わり、各クラス遊びの充実を意識しながらの生活をしています。建て替え工事に伴い、園庭が狭くなっていますが、空間をうまく活用しながら自分たちのあそび場を創り出し、それぞれのあそびを楽しんでいる様子があります。

ミニカーで遊ぶうめ組の男の子。

N君「おれのくるまは レースカー!はやく はしらせるぞー!」
T君「おれは あんぜんうんてんが いい」
N君「きょうは イベントだから スピード だしても いいんだよ」
T君「おれは けいさつ だから ここの あんぜんを まもる」

ミニカーでの遊びひとつでも、コミュニケーションを取り合いながらイメージをすり合わせる子どもたちです。

年長組の保育者が、スポーツ大会の為に作ったキャタピラレース用の段ボールを子どもたちが電車として活用していました。

にじ組のM君、E君が、年少こじか組の子どもたちを電車に乗せて、園内を巡っていました。
他学年との交流が遊びの中で自然と広がっていくのは、園庭が狭くなっている事での影響なのかもしれません。スポーツ大会まで、キャタピラレース用の段ボールは壊れずに、本来の目的として使用することが出来るのでしょうか・・・(^^;)

裏山では、年長組がバスケットボールを楽しんでいます。映画でバスケットボールの映画を見たようで(今、流行ってますね)ルールは曖昧ですが、”いかにカッコよくシュートを決めるか”にこだわる子どもたちの姿がありました。

年中さくら組の子どもたちは、”レストランごっこ”が流行しているようです。
メニューの渡し方、接客、料理の仕方などにこだわって、レストランさながらの動きをする子どもたちです。劇の会を経て、何かになることを”それらしく”ふるまうことに魅力を感じて遊ぶ姿があり、”ごっこあそび”にも深まりが見られています。

引き続き、遊びの充実が促されるよう、環境の設定や保育者の援助もていねいに行いたいと思います。


2023年2月21日(火)
先々週に続き、先週の土曜日に3学期の大きな行事である「劇の会」を無事終えることが出来ました。「劇の会」2週目は、年中組の4クラスと年少組の2クラスが劇を行いました。

どのクラスも、練習してきたことを緊張しつつも頑張って行う姿がありました。
年少さんは、クラスの友達と共通のお話の世界を楽しむ経験が出来ていたように思います。
今年の年少組の「劇の会」は、プレイルームでの開催となりました。保護者との距離が近く、アットホームな会となったようです。狭い中の開催ということで、保護者の方にはご不便をおかけしましたが、ご理解とご協力をありがとうございました。

年中組は「他の人に見てもらいたい」という感情と、「自分自身が楽しむ」という感情が混在しつつ、お客さんを意識して他児と声を合わせることを意識したり、お客さんの存在をあまり意識せずに自分自身が役になりきって、お話の世界を楽しむ部分とがあり、年中組らしい、素敵な劇となっていましたよ。

さて、まだ2月・3月の「誕生会」は残しますが、神明幼稚園の現ホールでの大きな行事は「劇の会」が最後のとなりました。長年、神明幼稚園の教育活動を支えてきてくれた体育館ホールの建て替えは寂しくもありますが、新しいホールでも子どもたちとたくさんの物語が紡いで行けたら良いなと思います。

ホールでの最後の大きな行事が、素敵な会となりました。保護者の皆様、温かい見守りと拍手をありがとうございました。
2023年2月16日(木)
昨日は、北風がよく吹く一日でした。
北風の冷たさ寒さを、子どもたちなりに受け止めて表現していました。

H君(年長)
朝登園してきてすぐにひと言。
「きょうの かぜは さいあくだぁ~」

Sちゃん(年中)
Sちゃん「きょうは からだは さむいけど こころは あたたかいよ」
私「こころが あたたかいって?」
Sちゃん「そんなことも わからないの?おとな なのに?」

Y君(年少)
裏山で、三角遊具の中に葉っぱを入れながら。
「きょうは さむいから おうちに はっぱを たくさんいれよう。はっぱを いれると あたたかくなるんだよ」

K君(年中)
竹の切り株の中に氷がはっているのを見つけました。
「こんなところに こおりが できてる。たけのなかの こおりって まんまるで めがねみたいだね。なんで こんなところに こおり できたんだ?」

Y君(年中)
裏山でブランコに乗りながら。
「せんせい!きょうは ぶらんこ おさなくても いいよ!かぜが おしてくれるから」

子どもたちの言葉を聞いていると、子どもたちの身の回りで起こる現象や事象をどのように受け止めているかが垣間見えることがあります。子どもの言葉って面白いですよね。 
年長組3クラスと年少組3クラスの劇の会を無事終えることが出来ました。
前日は大雪の為に開催が心配されましたが、土曜日は良く晴れ、心地よい陽気の中で開催をすることが出来ました。

年少組は練習と同じ雰囲気で劇を行うことが出来たようです。年少組の子どもたちにとって大切なことは、「劇の楽しさを知る」ことです。子どもたちにとって、劇の会が良い思い出、経験となっていたらいいなと思います。

年長組3クラスは、練習以上の実力を発揮し、3クラス共に当日が一番の出来だったように感じます。さすが年長組!
年長組は、役を演じるだけではなく、大道具を出したり、カーテンの開け閉めをしたり、ナレーターを担当したりと、一人ひとりが役割を持って劇を進行していました。
各クラスでこだわりのポイントにちがいが見られ”そのクラスらしさ”もよく伝わってくる劇となっていましたよ。

年長組は、3学期の大きな行事が終わり、いよいよ卒園に向けた取り組みなども始まっていきます。その中に新園舎への引越もあります。残りの幼稚園生活も充実した幼稚園生活になるよう、一日一日を大切に保育を行って参ります。引き続きご理解とご協力をよろしくお願い致します。

年少2クラスさんと、年中組の劇の会が今週末に実施されます。今週の劇の会も、良い会となりますように!お越しの保護者の皆様、温かい見守りをよろしくお願い致します。
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