2024年1月10日(水)
チューリップの芽
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おひさま広場(南側屋上園庭)に年少さんが植えたチューリップのプランターがあります。各クラス少しずつ芽がちょこんと出始めています。
それを年長組のAちゃんと一緒に見ている時の会話です。

Aちゃん「おとうとの チューリップの め ぜんぜん でてこないんだよ もう しんじゃって いるのなかな?」

私「チューリップにもさ 早く芽を出したい子と ゆっくり芽を出したい子がいるんじゃない?」

Aちゃん「あー、わたしはね はやく めを だしたいな」

私「Aちゃんは、早く大きくなりたいってこと?」

Aちゃん「そりゃ、そうでしょー!!」

上記の会話から、ふと、子どもって「早く大きくなりたい」「今日よりも良くなりたい」という欲求を当たり前のように持っているのだなと改めて感じました。これを「発達欲求」と言うのですよね。

私たちが「はよう めよ でろ かきのたね」と『かにむかし』の親ガニのように急かし立てなくても、子どもたちは自らの欲求に従って、「昨日より今日、今日よりも明日」と良くなろうとしているのではないでしょうか。ただし、子どもの育ちは、大切な部分こそ目に見えにくいから不安にもなりますよね。

大切なのは近くにいる大人が、子どもたちの発達欲求を信じて見守ることができるかどうかなのだと思います。
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