2023年8月31日(木)
こじか組のトカゲ
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年少・こじか組のHちゃんがしっぽが切れたトカゲを捕まえました。

Hちゃん「せんせい みて このこ いま かなしい きもちなの しっぽがきれちゃってるから・・・」

その、トカゲのお世話について、クラスで共通の話題となりました。
悲しい気持ちであることをクラスの全体に伝えるとI君

I君「かなしいきもちじゃないよ だって これから しっぽ はえてくるって きもちだもん」
R君「はねも はえて くるかなって きもち」

そんな話をして、その日は終わって、お家にHちゃんが持って帰りました。
翌々日、Hちゃんは、このままでは死んでしまいそうと感じて、「もう逃がす」と幼稚園に持ってきました。「逃がしたい子」・「まだ育てたい子」など、トカゲに対する思いもそれぞれです。保育者が声を受けながら子どもたちの思いを繋いでいきます。自分の考えたこと、知っていることを言語化し、他者に伝えることはとても大切な経験です。

Hちゃんは「逃がしたい気持ち」と「どうしようかな」という気持ちで悩んでいる様子がありましたがその日は逃がさずに降園しました。一晩考えて「逃がす」と決めて、今日、幼稚園に登園してきました。

今日の帰りの集まりに、クラスのみんなで裏山に逃がしに行きましたが、逃がそうとした時にHちゃんが(トカゲの)「しっぽが伸びている!」と気が付きました。

結果的には、「もうちょっと成長が見たいな」という気持ちになって、直前で逃がすのをやめていました。トカゲは、生きた虫が餌となるため育てるのは大変です。これからどのように展開していくのでしょうか・・・。それでもトカゲが成長していけるようにと、思いを馳せることがとっても良い経験に繋がっていくのではないでしょうか。
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