2022年11月17日(木)
「椅子取りゲーム」“うめ組クラスだより”より抜粋
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クラスで椅子取りゲームをしていた際、同じくらいのタイミングで椅子に座ったMちゃんとTちゃん。「どうしようか・・・?」となりました。他の子たちは「じゃんけんで決めればいい~」「Mちゃんの方が早かった!」「Tちゃんの方が早かった!」などという声があがります。

「じゃんけん」という案には、二人は納得いかない様子・・・。みんなも「うーん、困ったぞ」という表情。
と、その時、Mちゃん「じゃあ、にらめっこで笑わせた方が勝ちってことはどう?」と提案。
Tちゃんも、「いいね!」と賛成。

そこで真剣勝負!にらめっこ対決が行われました!審判もしっかりいます!
2回やっても勝敗がつかず・・・3回戦にMちゃんが「ぷぷぷ」と笑ってしまい、今回の勝負はTちゃんの勝ちになりました。

何かを決める際にも、子どもたちで案を出し合いそれぞれの子が納得のいく方法で出来たらいいなと思っています。にらめっこ対決は、みんなも真剣にその勝負を見守り、場が和やかになる一コマでした♪


保育者が、「これ!」と決めてしまえば、そんなに楽なことはありません。子どもたちが対話をしなくても、保育者の言うことさえ聞いていれば生活が進んでいきますし、時間だってかかりません。
しかし、子どもたちが”困ったことに対しても「うーん、どうしようか・・・」と頭を突き合わせ、対話して作った生活こそ、子どもたちの主体的な生活であり、私たちが目指す「子どもの自治集団」であり、「多様性を認め合う民主主義の社会」の第一歩です。

クラスだよりの微笑ましい一コマですが、私はクラスだよりの内容を読んで、以上のように感じました。
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