2022年9月21日(水)
園内 忍者だらけ
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今年の年中組の運動会のテーマは「忍者」です。
先日、各クラスに忍者から手紙が届きました。
忍者の手紙に指定された時間にホールへ行くと、忍者がホールに現れました。

ホールにやってきた忍者から”忍者修業”の障害物やダンスを教えてもらいました。
この日をきっかけに、年中組は忍者の存在に興味を示し始めます。

ふじ組では、「忍者が手紙を教室に置くところを見たい!監視カメラを仕掛けよう!」という話になり、副園長のデジタルカメラを図書の部屋や、教室に仕掛けます。次の日に映像を確認すると、カメラに忍者が写っていました。子どもたちは大興奮の大喜び。

Sちゃん「次は、床にベトベト置いてつかまえよう!!」と大張り切りです。他の子どもたちからも、「網も必要だよ」、「誘き寄せるには、本物のおにぎりが必要!」と作戦が共有されていきます。

保育者が「なんで忍者捕まえたいの?」とSちゃんに聞くと「だって、忍者と握手をして仲良くなりたいんだもん」と素敵な回答。ふじ組は引き続き、忍者と仲良くなるために作戦を考えているようです。

ある日には、忍者が幼稚園の屋根の上にいるのを数名の子どもたちが発見しました。忍者が屋根の上から投げた手裏剣には、手紙が刺さっていました。こうして、忍者からの手紙も時々届いているようです。

最初は、「あれは本物じゃなくて先生たちがやっている偽物だよ」と言っていた子どもたちも「やっぱり本物かもしれない・・・」と世界に引き込まれて行っています。

各クラス「忍者らしい」とは何かを考えているようで、各クラス変身するアイテムが若干違い、幼稚園内には、色々な見た目の忍者が歩き回っています。

年中組4歳という年齢は、自分と他児との違いが意識できるようになることで心の葛藤が起こり、今までできてたこともできなくなる姿が出てくる時期です。
忍者という虚構の世界と、幼稚園生活という現実の世界を行き来しながら、”気づいたら運動会が生活の一部として溶け込んでいる”事を大切にし、”楽しい活動”となるように活動内容を模索していきたいと思います。。

「楽しい活動」の先に”ちょっとの背伸び”と”達成感”が経験出来たらいいなと思います。
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