2022年9月5日(月)
セミと子ども2
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今日は、年長児そら組が裏山で羽化したばかりのセミを見つけました。
まだ緑色のセミが、なんとか殻から抜け出して飛び立とうというところでしょうか。

W君「緑色の時にはまだ柔らかいから、触ると飛べなくなるぞ!」
H君「みんなで守る?」(子どもが近づいてくるたびに「触らないで」と伝える)
Y君「N先生(担任)呼んでこよう!」
W君「この子、腹弁が小さいから、多分メスだよ」
保育者「腹弁!?」
W君「お腹見て!(指をさ)ここが大きいと鳴き声が出せるんだよ」
保育者「へぇー!」

すると、「カァー--!!」と裏山の木からカラスの鳴き声が聞こえてくる。

W君「うわ。あのカラス、このセミのこと狙っている!」(みんなを集めて、カラスのいる方を指さす)
K君「大丈夫か・・・?」
W君「カラスより俺たちの方が体が大きいから怖がって、こっちに来れないよ」

セミをみんなで囲み始める。こうして、年長児の羽化したセミを守るというやり取りが続いていました。年長になると、興味にしたがって弄る時期から、生態の事を少しずつ理解したうえで、必要な関りを考え合う姿が見られるようになってきます。
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