2019年2月13日(水)
寒い中、「劇の会」にお越しいただきありがとうございました
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 当初9日に予定していました神明「劇の会」は、「東京地方積雪」の予報で、11日に延期して行われました。11日は曇りでしたが気温は上がらず、終日寒い日でした。全体で2名のお子さんがお休みで、日程変更にもかかわらず大勢のご家族の方々がお越しくださいました。あたたかいご声援、ありがとうございました。

 舞台のこども達は、大好きな親御さんというお客さんを前にして、嬉しくてはじけ気味だったり、張り切ったり、緊張したり……と、様々な感情が綯い交ぜの中、「こどもそれぞれの持ち味」が出された、「神明ならではの劇の会」ができたように思います。このような「本番体験」も大切に思います。

 何を良しとするのか、どのような点を観ていただきたいのかは、その「園の保育の価値観」と密接に繋がったことです。その難しいことをご家族の方々にもお願いするわけです。
①「劇作品」として観ていただく以上、「こども」といえど「完成度」は問われます。「お仕着せの形を強く求めた完成度」では無く、「こども達主体の(当然一人ひとり異なる)完成度」とは大変難しい課題です。こどもそれぞれなりに『目標』を持って打ち込んでいる姿が見られ、全体としてひとつの作品を作り上げる方向に向いていれば成功です。その中で、何らかの成長された姿が発見できれば素晴らしいです。
②私達、言葉では「こども達が楽しんで……」と言いますが、「何を楽しいとするか」もこども一人ひとり異なります。これを前提としながら、劇全体としてこども達が楽しく(主体・意欲的に)成長目標に向かうことだと考えます。
③もうひとつ大切なことは、こども達同士の共同感・共感情の育ちです。なかまとの一定期間かけた、集中的な、多様な関りあいを通じて、共感情がどう育ってきているかは、保育の総括のひとつのポイントです。
 年度最後の取り組みに、「劇活動」という「優れた題材を設定した意味合いは、そうしたところにあります。
 三学期は残すところあと一ヶ月余りとなりました。一人ひとりのお子さんのそだちを抑えて、良いところを伸ばしてゆけるよう、次の学年に送りたいものです。                   園長
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