2018年12月11日(火)
おもちつき(歳まつり)
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 お天気を心配していましたが、一時陽もさす風の無い穏やかな天気で、今年の締めくくりとなる行事「おもちつき」が賑やかに行われました。年長さんになるとお餅が搗けるのです。初めての経験で、杵の重さに、お餅の粘りに負けそうです。
 何故12月にお餅つきをするのか? これは、今年獲れた新米で、新しくお迎えする来年の神様(お正月様)にお供えするためのお餅を搗いて、「来年もまた豊かな稔りをもたらしてください」と願ったのです。一年かけて、神様のご加護と、八十八もの手塩にかけた労働で稔ったお米です。一年周期の稲米のことを、とし=歳とも言い、このお餅搗きを「歳まつり」と特別に言ったのです。これが第一に大事なことで、人間はそのお相伴に与った(神人共食)のです。
 稲米には一年間のパワーが凝縮されていると考え、このお餅を小さく丸めたものを、御歳の神様の神霊が宿っている「歳玉(としだま)」と考えました。
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