2017年4月17日(月)
よく知っている人の犯罪からいかに逃れるか
i0101
 3月26日千葉県松戸市で、小3女児の殺害遺体が発見される痛ましい事件が起きた。容疑者として逮捕された男は、女児が通っていた小学校の保護者会長で、毎朝通学路に立って見守りをしていたという。子どもの殺害という、絶対に許してはならない残虐行為であることをまず押さえなくてはならないが、子どもたちにとって容疑者は「知らない人」でなく「よく見知った人」であったこと、保護者会長を務めるなど学校や地域には「世話好きの善い人」と目されていたこと、同小学校に通う子どもの父親であったこと、等、与える衝撃は大きい。
 子どもを守るのは大人の務めであるにもかかわらず、「よく知っている人も悪い人かもしれない、良いことをしている人も悪い人かもしれないから、信用してはいけない」ということか。子どもにどのように教えていったらよいのだろうか。未然に防ぐには「子どもが一人にならないようにすること」と、大人すべてが猜疑の対象と目されざるを得ないということか。

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