2024年1月23日(火)
お話の世界
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劇の会に向けた取り組みが各クラス始まっています。
年少さんも、クラスの仲間と絵本の世界を演じてみることで、自分以外の他者になってみることや、お話の世界を再現することの楽しさを感じています。

こいぬ組に行ってみると、KちゃんとMちゃんが仲良く遊んでいます。
KちゃんとMちゃんは、『てぶくろ』(ウクライナ童話)の劇で使っている大きな手袋の絵を横に倒して、その上で寝ています。

私たち大人は、この『てぶくろ』といえば絵を立てて使い、その中にどんどん動物が増えていくやりとりを楽しむことをイメージします。
しかし、MちゃんとKちゃんは、その手袋を横に寝かせて、その上で、さながらの生活を展開しているのです。Mちゃん、Kちゃんがやっている遊びの方が「『てぶくろ』の中で暮らしているのはだーれー?」というお話に出てくる言葉を思わず言いたくなってしまう状況で、臨場感があるなと感動してしまいました。

そこで、声をかけてみました。
私「てぶくろで暮らしているのはだーれー!?」
Mちゃん「いま ねてるから こえ かけないで くださーい!」
私「私も入れておくれよ」
K「えー!?」
Mちゃん「おとなが はいると せまくなるから はいらないで くださーい!」
私「えー!!いれておくれよー」
Mちゃん「しょうがないなー」
Kちゃん「あさごはん つくるから ちょっと まってて くださいね」
Mちゃん「サラダも つくるから やさいも たべなさい!」

私が想像していた以上に、さながらの生活が展開されていました。笑
お話の世界と、普段楽しんでいる「ままごと」遊びが混じり合い、遊びもより豊かになっています。面白いですね。
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