2023年10月2日(月)
何気ない日常の中で・・・
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年長にじ組の子どもたちが、園内パトロール(年長さんの午後の仕事)の前に、〝あおむし〟が参道にいることに気が付きました。
木の棒を持ってきて、観察したり、突っついたり・・・

Mちゃん「あおむし つついたら かわいそうだよ」
G君「まだ よわってない?さっきも みつけたやつかな?」(午前中にも屋上で似たあおむしを見つけたとのこと)
Sちゃん「ちょっと ひっくりかえしてみようよ」(木の棒でひっくり返す)
G君「さっきのより きみどりだから ちがうやつだ」
Mちゃん「はじっこに よせといてあげようよ」
C君「こんなところに いたら じてんしゃに ふまれちゃうよね」
G君「あ、だって ままの じてんしゃ ここにあるから あとで ふんじゃうかも」
(たまたまGくんのままの自転車が参道横に停まっていました)
Mちゃん「ほら、はじっこに おいてあげようよ」
C君「はっぱ かぶせたほうが よくない?」
Sちゃん「これから うらやま ぱとろーるだから うらやまに つれていこうよ」
C君「だれか さわれる?」
みんな「・・・。」
Sちゃん「これに のせていく?」(近くに木の皮があった)
みんな「いいねー!」

こうして無事に、〝あおむし〟は裏山へと運ばれていったのでした。
担任の話によると、その後、裏山のトンネルの葉っぱの中に隠していたとのことでした。

年長の子どもたちの何気ない生活の場面ですが、少人数の集団が〝あおむし〟という小さい命に頭を突き合わせながら「どうする?」と考える姿に子どもたちの対話能力の育ちを感じました。
また、〝あおむし〟を手で触れない時などに〝木の皮〟という「良い塩梅」のものを見つけてくるところも生活力の向上を感じました。
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