2023年7月5日(水)
桜の草木染
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昨日は年中・年長組が、皆様からご協力いただいたクラウドファンディングの”桜の木プロジェクト”の一環である「桜の草木染め」によるハンカチづくりを行いました。

美術教室の菊地先生にお越しいただき、草木染のご指導をいただきました。
早朝から、保管してあった桜の木の枝をグツグツと煮て、染液を抽出します。
子どもたちは朝から「きょう はんかち つくるんだよね!」と興味深そうにお鍋を見に来ていました。

煮ている間は、桜の木特有のいい匂いが辺りに充満していました。子どもたちは「いい匂い!」という子や、「ごはんの匂い!?」という子、「くさーい!!」という子など、それぞれに嗅いだにおいの感想を言っていました。大人たちは、「桜もちの匂いがする♡」と言っていました。どんな匂いが充満していたか、大人の方は想像できるかもしれませんね。子どもたちは、桜もちを食べた経験がない子が多いのか、そう言われてもピンと来ていない様子でした。

事前活動として、各ご家庭でハンカチの”絞り(模様付け)作業”を親子で行っていただきました。各ご家庭、工夫を凝らした”絞り”になっていました。ご協力いただき、ありがとうございました!

昨日の草木染は、最初に”たんぱく質”が入った熱湯に各ご家庭で絞ってきたハンカチを入れていきます。10分ほど煮た後、水で洗います。その後に、抽出した染液の中に入れてまた10分。
その後、絞ったゴムなどを外していくと、きれいな模様が現れます。

「どんな模様ができているかな?」とドキドキしながら、ハンカチを開く様子が印象的でした。そして、きれいな模様がついているのを見ると嬉しそうな表情で「先生みてー!!」と担任の先生のところに見せに行く様子に、子どもたちの満足感が伝わってきました。

桜の木の伐採か2カ月以上が経ち、木の状態も、伐採をしてすぐの時よりは発色が落ちていることが予想されました。また、美術の先生も、1日に150人近い人数の染め物をしたのは初めてだったそうです。その為、始まるまでは、「150人分、ちゃんと染められるかなぁ・・・」と美術の先生と一緒に私もドキドキしていましたが、発色もとてもよく、無事に大成功で安心しました。
子どもたちにとって、桜の木が思い出として残ってくれたら嬉しいなと思います。

来週は年少さんが草木染を経験します。年少さんもお楽しみに!
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