



本日、年中・年長の音楽会を終えることが出来ました。
保護者の皆様、ご来園ありがとうございました。
各クラス、緊張しつつも、保護者の皆様に見てもらえることを励みに頑張っていたように感じます。
年中さんは、初めてのホールでの音楽会は、舞台に上がるだけでも大きな緊張を伴ったことと思います。そうした中で、心をたくさん動かしながら音楽会をできたことが大切な経験になったのではないでしょうか。
年長さんは、各クラス「お客さんに素敵なところを見せる」ことも意識した取り組みに「さすが年長さん」と頼もしい姿がありました。
「歌」は人を勇気づけたり、励ましたり、共感したり、楽しい気持ちにさせたりと、人の心に多くの影響を与える力をもっていると私は感じています。
「ヒト」は、原始時代から仲間とリズムをとってコミュニケーションをとっていたという話もあるほど、人間と「音楽」は切っても切り離せない関係のようです。仲間と呼吸を合わせてリズムをとったり、仲間と一緒に歌う姿がとても素敵な音楽会でしたね。
さて、お忙しい中で大変恐縮ですが、今年度より2学期末の個人面談を行うことになりました。
今まで春の個人面談のみでしたが、「育ちの変化」や「エピソード」など子どもの姿を喜び合ったり、「進級に向けて引き継ぎたいこと」、「小学校に引き継ぎたいこと」、「今後の展望」など、行事もたくさん経験してきた時期だからこそ、保護者の方とお話をする機会を設けたいと考えました。
ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。
個人面談期間中は、年中の中廊下にて今まで私がブログの中で紹介したものやブログでは紹介しきれなかった「子どもの言葉と写真」の記録を提示しています。もしよろしければ、お立ち寄りいただけましたら幸いです。
保護者の皆様、ご来園ありがとうございました。
各クラス、緊張しつつも、保護者の皆様に見てもらえることを励みに頑張っていたように感じます。
年中さんは、初めてのホールでの音楽会は、舞台に上がるだけでも大きな緊張を伴ったことと思います。そうした中で、心をたくさん動かしながら音楽会をできたことが大切な経験になったのではないでしょうか。
年長さんは、各クラス「お客さんに素敵なところを見せる」ことも意識した取り組みに「さすが年長さん」と頼もしい姿がありました。
「歌」は人を勇気づけたり、励ましたり、共感したり、楽しい気持ちにさせたりと、人の心に多くの影響を与える力をもっていると私は感じています。
「ヒト」は、原始時代から仲間とリズムをとってコミュニケーションをとっていたという話もあるほど、人間と「音楽」は切っても切り離せない関係のようです。仲間と呼吸を合わせてリズムをとったり、仲間と一緒に歌う姿がとても素敵な音楽会でしたね。
さて、お忙しい中で大変恐縮ですが、今年度より2学期末の個人面談を行うことになりました。
今まで春の個人面談のみでしたが、「育ちの変化」や「エピソード」など子どもの姿を喜び合ったり、「進級に向けて引き継ぎたいこと」、「小学校に引き継ぎたいこと」、「今後の展望」など、行事もたくさん経験してきた時期だからこそ、保護者の方とお話をする機会を設けたいと考えました。
ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。
個人面談期間中は、年中の中廊下にて今まで私がブログの中で紹介したものやブログでは紹介しきれなかった「子どもの言葉と写真」の記録を提示しています。もしよろしければ、お立ち寄りいただけましたら幸いです。


本日より、音楽会が始まりました。
本日お越しいただいた保護者の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
本日の発表クラスは年長の2クラスでした。子どもたちも保育者も日常とは違った雰囲気に緊張している様子がありましたが、クラスの仲間が助けあって、素敵な音楽会となっていたように感じます。
日常の取り組みの中では、優しい歌は優しい声で、元気な歌は元気な声でなど、その曲をクラスで読み取りながら声の出し方なども工夫して取り組んでいたようです。年長組は手話で歌を表現することにも取り組みました。
年長組は、音楽会と並行して動物づくりにも取り組んでいます。秋の遠足後から始まった動物園作りも、ようやく完成が近づいてきました。今日は途中経過ですが、作っている動物たちを保護者の方に見ていただきました。乗れる動物やエサを食べる動物、触れる動物など各グループが工夫して作った動物を保護者の方にも楽しんでもらえて、子ども達もとても嬉しそうでした。
明日以降の各クラスの音楽会が楽しみです。
本日お越しいただいた保護者の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
本日の発表クラスは年長の2クラスでした。子どもたちも保育者も日常とは違った雰囲気に緊張している様子がありましたが、クラスの仲間が助けあって、素敵な音楽会となっていたように感じます。
日常の取り組みの中では、優しい歌は優しい声で、元気な歌は元気な声でなど、その曲をクラスで読み取りながら声の出し方なども工夫して取り組んでいたようです。年長組は手話で歌を表現することにも取り組みました。
年長組は、音楽会と並行して動物づくりにも取り組んでいます。秋の遠足後から始まった動物園作りも、ようやく完成が近づいてきました。今日は途中経過ですが、作っている動物たちを保護者の方に見ていただきました。乗れる動物やエサを食べる動物、触れる動物など各グループが工夫して作った動物を保護者の方にも楽しんでもらえて、子ども達もとても嬉しそうでした。
明日以降の各クラスの音楽会が楽しみです。



本日、裏山で遊びを見ていたら、年長組のR君が竹片をもって歩いていました。
R君「こんなのが落ちてた。友達がケガしたら危ないよね」
そう言うと、裏山の端っこに竹片を片づけていました。
”自分たちの遊び場で危ないと感じれば片づけをする”こうした姿が見られることは本当に嬉しく感じました。
年長組が裏山に集まると、輪になって鬼決めが自然とはじまっていました。クラスの仲間だけではなく、他クラスの子も入り混じっています。今年度の年長は、運動会でやった「シッポとり」が今も流行しています。
「誰が鬼やる?」
「”鬼きめ”で決めよう!」
「鬼、何人にする?」
「そうだ!クラス対決にしよう!」
上記のように、よく対話をしながら鬼を決める姿もありました。
少しずつ、年長組の子ども達同士のやり取りも頼もしくなってきているように感じます。
音楽会に向けての各クラスの見せ合いも行われています。
今日は、年長の音楽会の練習に年中の子どもたちがお客さんとして見に来ていました。
年長の音楽会を見た後の感想では以下のような感想がありました。
「声が素敵だったよ!」
「かっこよかった!」
「感動して泣いちゃいました」
「楽しかった!」
「すごかったよ!」
他学年が刺激をしあう機会も意識的に設定していきたいと思います。
保護者の皆様も、「音楽会」当日をお楽しみに!
R君「こんなのが落ちてた。友達がケガしたら危ないよね」
そう言うと、裏山の端っこに竹片を片づけていました。
”自分たちの遊び場で危ないと感じれば片づけをする”こうした姿が見られることは本当に嬉しく感じました。
年長組が裏山に集まると、輪になって鬼決めが自然とはじまっていました。クラスの仲間だけではなく、他クラスの子も入り混じっています。今年度の年長は、運動会でやった「シッポとり」が今も流行しています。
「誰が鬼やる?」
「”鬼きめ”で決めよう!」
「鬼、何人にする?」
「そうだ!クラス対決にしよう!」
上記のように、よく対話をしながら鬼を決める姿もありました。
少しずつ、年長組の子ども達同士のやり取りも頼もしくなってきているように感じます。
音楽会に向けての各クラスの見せ合いも行われています。
今日は、年長の音楽会の練習に年中の子どもたちがお客さんとして見に来ていました。
年長の音楽会を見た後の感想では以下のような感想がありました。
「声が素敵だったよ!」
「かっこよかった!」
「感動して泣いちゃいました」
「楽しかった!」
「すごかったよ!」
他学年が刺激をしあう機会も意識的に設定していきたいと思います。
保護者の皆様も、「音楽会」当日をお楽しみに!




今日は、年中組が社会科見学を行いました。
例年は、消防署に行かせていただいていますが、新型コロナウィルスの感染拡大予防の為、消防士さんに消防車に乗って幼稚園まで来ていただきました。
バス車庫に停まった消防車に「かっこいいー!!」と大興奮の子ども達。
最初に、消防士さんが消防車について説明をして下さりました。消防車の”運転席”について説明を聞いている時、Aちゃんが「乗ってみたい!」と声をあげると、消防士さんが「乗ってみる?」と反応してくれました。「乗りたーい!!」と子ども達。消防車の運転席や後部座席に乗せてもらうことが出来ました。
社会科見学は”勤労感謝の日”と合わせて毎年、実施をしています。日頃の感謝を込めて、消防士さんに幼稚園からお花をプレゼントしました。
消防士さんからもお土産のシールを頂き、大喜びの子どもたちでした。
例年は、消防署に行かせていただいていますが、新型コロナウィルスの感染拡大予防の為、消防士さんに消防車に乗って幼稚園まで来ていただきました。
バス車庫に停まった消防車に「かっこいいー!!」と大興奮の子ども達。
最初に、消防士さんが消防車について説明をして下さりました。消防車の”運転席”について説明を聞いている時、Aちゃんが「乗ってみたい!」と声をあげると、消防士さんが「乗ってみる?」と反応してくれました。「乗りたーい!!」と子ども達。消防車の運転席や後部座席に乗せてもらうことが出来ました。
社会科見学は”勤労感謝の日”と合わせて毎年、実施をしています。日頃の感謝を込めて、消防士さんに幼稚園からお花をプレゼントしました。
消防士さんからもお土産のシールを頂き、大喜びの子どもたちでした。


先週の金曜日、遊びの時間に焼き芋をバーベキュー台を使用して作りました。
この日は午前保育の為、焼き芋を行う予定はありませんでした。
しかし、ホールの前にサツマイモが干してるのに気が付いたうめ組の子どもたちが「お芋を食べたい!」と声をかけてきたことで急遽、焼き芋を行うことになりました。
Mちゃん「先生!お芋食べたい!」
私「お芋、干してるんだよ」
Mちゃん「お芋焼いて食べたいなー」
私「そうかー。今日、午前保育だから、今から焼いても食べられるか分からないよ?」
Mちゃん「いいよ!焼いてみようよ!」
私「じゃあ、裏山から枝を集めてきてやってみようか」
Mちゃん、Kちゃん、Sちゃんが枝拾いに参加し、バーベキュー台に小枝を集めてきました。
サツマイモを洗って、新聞紙で包み、アルミホイルで包んでいきます。
枝が集まり、サツマイモの準備が出来たら、早速火をつけて燃やしていきます。火力が強くなってきたところで用意したサツマイモを入れていきます。
他の子たちも興味を示して見に来ます。
火が弱くなってくると、新しい枝を入れたり、息を吹いて酸素を送ったり・・・20分くらい、火を見守る子ども達。
「もう、焼き芋焼けたかな?」と箸を刺してみると、スッと箸が奥まで刺さりました。お芋の芯まで火が通ったようです。しかし、そうこうしている内に、10時を過ぎて集まりの時間になってしまいました。
せっかく、焼き芋が出来たのに食べずに帰るのはお気の毒・・・。
一口サイズに切ってうめ組まで持っていくと、クラスの全員が一口ずつ食べることが出来ました。主に焼き芋に関わっていた子は”おかわり”もできたようです。
焼き芋を見に来ていたもも組の子ども達も一口ずつ、前を通ったひよこ組の子ども達も一口ずつ食べることが出来ました。
本物の火を使って作った焼き芋は、甘さのなかに香ばしさもありおいしかったです。
近年は、”本物の火”と出会う機会が少なくなっています。こうした”本物”の体験も幼児期に大切にしたいことの一つです。
この日は午前保育の為、焼き芋を行う予定はありませんでした。
しかし、ホールの前にサツマイモが干してるのに気が付いたうめ組の子どもたちが「お芋を食べたい!」と声をかけてきたことで急遽、焼き芋を行うことになりました。
Mちゃん「先生!お芋食べたい!」
私「お芋、干してるんだよ」
Mちゃん「お芋焼いて食べたいなー」
私「そうかー。今日、午前保育だから、今から焼いても食べられるか分からないよ?」
Mちゃん「いいよ!焼いてみようよ!」
私「じゃあ、裏山から枝を集めてきてやってみようか」
Mちゃん、Kちゃん、Sちゃんが枝拾いに参加し、バーベキュー台に小枝を集めてきました。
サツマイモを洗って、新聞紙で包み、アルミホイルで包んでいきます。
枝が集まり、サツマイモの準備が出来たら、早速火をつけて燃やしていきます。火力が強くなってきたところで用意したサツマイモを入れていきます。
他の子たちも興味を示して見に来ます。
火が弱くなってくると、新しい枝を入れたり、息を吹いて酸素を送ったり・・・20分くらい、火を見守る子ども達。
「もう、焼き芋焼けたかな?」と箸を刺してみると、スッと箸が奥まで刺さりました。お芋の芯まで火が通ったようです。しかし、そうこうしている内に、10時を過ぎて集まりの時間になってしまいました。
せっかく、焼き芋が出来たのに食べずに帰るのはお気の毒・・・。
一口サイズに切ってうめ組まで持っていくと、クラスの全員が一口ずつ食べることが出来ました。主に焼き芋に関わっていた子は”おかわり”もできたようです。
焼き芋を見に来ていたもも組の子ども達も一口ずつ、前を通ったひよこ組の子ども達も一口ずつ食べることが出来ました。
本物の火を使って作った焼き芋は、甘さのなかに香ばしさもありおいしかったです。
近年は、”本物の火”と出会う機会が少なくなっています。こうした”本物”の体験も幼児期に大切にしたいことの一つです。

クラスで椅子取りゲームをしていた際、同じくらいのタイミングで椅子に座ったMちゃんとTちゃん。「どうしようか・・・?」となりました。他の子たちは「じゃんけんで決めればいい~」「Mちゃんの方が早かった!」「Tちゃんの方が早かった!」などという声があがります。
「じゃんけん」という案には、二人は納得いかない様子・・・。みんなも「うーん、困ったぞ」という表情。
と、その時、Mちゃん「じゃあ、にらめっこで笑わせた方が勝ちってことはどう?」と提案。
Tちゃんも、「いいね!」と賛成。
そこで真剣勝負!にらめっこ対決が行われました!審判もしっかりいます!
2回やっても勝敗がつかず・・・3回戦にMちゃんが「ぷぷぷ」と笑ってしまい、今回の勝負はTちゃんの勝ちになりました。
何かを決める際にも、子どもたちで案を出し合いそれぞれの子が納得のいく方法で出来たらいいなと思っています。にらめっこ対決は、みんなも真剣にその勝負を見守り、場が和やかになる一コマでした♪
保育者が、「これ!」と決めてしまえば、そんなに楽なことはありません。子どもたちが対話をしなくても、保育者の言うことさえ聞いていれば生活が進んでいきますし、時間だってかかりません。
しかし、子どもたちが”困ったことに対しても「うーん、どうしようか・・・」と頭を突き合わせ、対話して作った生活こそ、子どもたちの主体的な生活であり、私たちが目指す「子どもの自治集団」であり、「多様性を認め合う民主主義の社会」の第一歩です。
クラスだよりの微笑ましい一コマですが、私はクラスだよりの内容を読んで、以上のように感じました。
「じゃんけん」という案には、二人は納得いかない様子・・・。みんなも「うーん、困ったぞ」という表情。
と、その時、Mちゃん「じゃあ、にらめっこで笑わせた方が勝ちってことはどう?」と提案。
Tちゃんも、「いいね!」と賛成。
そこで真剣勝負!にらめっこ対決が行われました!審判もしっかりいます!
2回やっても勝敗がつかず・・・3回戦にMちゃんが「ぷぷぷ」と笑ってしまい、今回の勝負はTちゃんの勝ちになりました。
何かを決める際にも、子どもたちで案を出し合いそれぞれの子が納得のいく方法で出来たらいいなと思っています。にらめっこ対決は、みんなも真剣にその勝負を見守り、場が和やかになる一コマでした♪
保育者が、「これ!」と決めてしまえば、そんなに楽なことはありません。子どもたちが対話をしなくても、保育者の言うことさえ聞いていれば生活が進んでいきますし、時間だってかかりません。
しかし、子どもたちが”困ったことに対しても「うーん、どうしようか・・・」と頭を突き合わせ、対話して作った生活こそ、子どもたちの主体的な生活であり、私たちが目指す「子どもの自治集団」であり、「多様性を認め合う民主主義の社会」の第一歩です。
クラスだよりの微笑ましい一コマですが、私はクラスだよりの内容を読んで、以上のように感じました。



最近の幼稚園は各クラス、製作活動なども盛んに行われています。芸術の秋ですね。
子どもたちが何かを見せに来た時、私たちは子どもたちを受けとめ、認めることを大切にしたいと考えています。しかし、認める時の言葉の選び方には、まだまだ工夫の余地があるように感じます。
日本人は諸外国と比べて”自己肯定感”が低いという研究結果が出されています。(上記の図、参照)
「自分はダメな人間だと思うことがある」という質問に対して、日本は「とてもそう思う・まあそう思う」という回答が全体の72.6%もいました。米国では「とてもそう思う・まあそう思う」という回答が45.1%にとどまっています。つまり、「自分はダメな人間だと思うことがある」と思う子が日本の方が多いことがわかります。
また、「自分には長所がある」という質問に対しても、日本では「とてもそう思う・まあそう思う」という回答が全体の62.2%にとどまっているのに対して、米国では91.2%の子が「とてもそう思う・まあそう思う」と回答しています。こちらでも日本では「自分には長所がない」と思っている子が全体の4割近くいることが明らかとされています。
何故、こうした数値が出てしまうのでしょうか。その一つには、日本人の国民性(謙虚さ)が影響していることは挙げられます。しかし、日本の自殺数などからもわかるように、それだけが原因ではなさそうです。
自分の事をたくさん認めてもらった子どもたちは自己肯定感を高め、生活に対して意欲的に動くようになります。私たちは、子どもたちが製作などを見せに来た時、ついつい「すごい!」とか「上手!」という言葉で子ども達を褒めます。
ある研修で、「日本人は、褒めるのが下手だ」という話を聞いたことがあります。「すごい」「上手」という言葉は、どんな作品を持ってきてもかけられる言葉であり、100人の作品に100回使用しても通用する抽象化された言葉です。また、「すごい」「上手」という言葉をかけ続けられることによって、「上手く描かなくてはいけない」という強迫観念を抱く子もいるようです。
※もちろん「すごい」「上手」を言ってはいけないわけではありません。
諸外国の子育ての中で大切にされている事の一つとして「具体的に認める」・「評価をしない」ことが挙げられます。
例えば、上記の写真のような模様(さくら組のSちゃんが見せてくれました)に対して、「綺麗」「上手」と評価を伴う言葉で褒めるのではなく、「先生は、水色と緑のシマシマの組み合わせが細かく描けているところがとても好きだなー!」と”その子の描いたものにしかかけられない言葉”を使ってたっぷりと認めたいと思います。
ここで、紹介したいのが”Youメッセージ”と”Iメッセージ”です。
Youメッセージとは「あなたは、絵が上手ですね」というように、「あなたは」から始まる言葉です。「Youメッセージ」は相手を「断定」する言葉となる事が多いようです。
それに対してIメッセージは、「私は、あなたの絵がとても好き」というように「私は」から始まる言葉です。「Iメッセージ」はあくまでも「私の感じたこと」を相手に伝えるメッセージとなります。私の感じたことなので、相手を「断定」したり「評価」したりする言葉になりにくい特徴があります。
私たちは、子どもたちが自分の存在の”良いところ”も”うまくいかないところ”も含めて「自分は認められている・受け止められている」と感じられる幼児期を過ごしてほしいと考えています。
上辺だけで褒める保育ではなく、その子にとって”本当に認められた”と思える言葉を私たちは追究していきたと考えています。
※自己肯定感の低さの原因は大人の言葉のみが起因しているわけではありません。要素の一つだと考えていただければと思います。
子どもたちが何かを見せに来た時、私たちは子どもたちを受けとめ、認めることを大切にしたいと考えています。しかし、認める時の言葉の選び方には、まだまだ工夫の余地があるように感じます。
日本人は諸外国と比べて”自己肯定感”が低いという研究結果が出されています。(上記の図、参照)
「自分はダメな人間だと思うことがある」という質問に対して、日本は「とてもそう思う・まあそう思う」という回答が全体の72.6%もいました。米国では「とてもそう思う・まあそう思う」という回答が45.1%にとどまっています。つまり、「自分はダメな人間だと思うことがある」と思う子が日本の方が多いことがわかります。
また、「自分には長所がある」という質問に対しても、日本では「とてもそう思う・まあそう思う」という回答が全体の62.2%にとどまっているのに対して、米国では91.2%の子が「とてもそう思う・まあそう思う」と回答しています。こちらでも日本では「自分には長所がない」と思っている子が全体の4割近くいることが明らかとされています。
何故、こうした数値が出てしまうのでしょうか。その一つには、日本人の国民性(謙虚さ)が影響していることは挙げられます。しかし、日本の自殺数などからもわかるように、それだけが原因ではなさそうです。
自分の事をたくさん認めてもらった子どもたちは自己肯定感を高め、生活に対して意欲的に動くようになります。私たちは、子どもたちが製作などを見せに来た時、ついつい「すごい!」とか「上手!」という言葉で子ども達を褒めます。
ある研修で、「日本人は、褒めるのが下手だ」という話を聞いたことがあります。「すごい」「上手」という言葉は、どんな作品を持ってきてもかけられる言葉であり、100人の作品に100回使用しても通用する抽象化された言葉です。また、「すごい」「上手」という言葉をかけ続けられることによって、「上手く描かなくてはいけない」という強迫観念を抱く子もいるようです。
※もちろん「すごい」「上手」を言ってはいけないわけではありません。
諸外国の子育ての中で大切にされている事の一つとして「具体的に認める」・「評価をしない」ことが挙げられます。
例えば、上記の写真のような模様(さくら組のSちゃんが見せてくれました)に対して、「綺麗」「上手」と評価を伴う言葉で褒めるのではなく、「先生は、水色と緑のシマシマの組み合わせが細かく描けているところがとても好きだなー!」と”その子の描いたものにしかかけられない言葉”を使ってたっぷりと認めたいと思います。
ここで、紹介したいのが”Youメッセージ”と”Iメッセージ”です。
Youメッセージとは「あなたは、絵が上手ですね」というように、「あなたは」から始まる言葉です。「Youメッセージ」は相手を「断定」する言葉となる事が多いようです。
それに対してIメッセージは、「私は、あなたの絵がとても好き」というように「私は」から始まる言葉です。「Iメッセージ」はあくまでも「私の感じたこと」を相手に伝えるメッセージとなります。私の感じたことなので、相手を「断定」したり「評価」したりする言葉になりにくい特徴があります。
私たちは、子どもたちが自分の存在の”良いところ”も”うまくいかないところ”も含めて「自分は認められている・受け止められている」と感じられる幼児期を過ごしてほしいと考えています。
上辺だけで褒める保育ではなく、その子にとって”本当に認められた”と思える言葉を私たちは追究していきたと考えています。
※自己肯定感の低さの原因は大人の言葉のみが起因しているわけではありません。要素の一つだと考えていただければと思います。