1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
2020年9月4日(金)
コロナの影響で、今年の4~5月の幼稚園はありませんでした。今夏、プール遊びは無しでした。
2学期は二日目から給食が始まり、遊ぶ時間がたっぷり確保できます。子たちにとって、「生き急ぐ」なんて不要なのですが、4月・5月の育ちを取り返すかの様に、「まだまだ抑圧されているあそび欲求」が溢れ出るかの様に、「お家では出来ないあそび体験」を目いっぱいすべく、日中の酷暑にもめげず、様々な遊びが展開しています。
あそびは、探求したりグッズを作ったり等、「想像世界と現実世界を往き来する生活と豊かに出来る力(=創造的想像力)」を育てます。あそびは当然、遊ぶなかまを求め、また決まりのある少しスケールの大きい遊びの楽しさを知っていきます(=社会的知性)。
今年の9月の神明の子たちは、こんな生活をしています。保育には、知的世界への興味をより広げ深めたり、静かに内的思索の世界を育てたりする、「豊かな保育の援助」が求められています。
2学期が始まり、暑い日が続いています。セミの鳴き声がまるで空から降り注ぐようです。今、神社の参道でセミ採り・小川でザリガニ採りが盛んです。飼育していたカブトムシやクワガタムシは、そろそろ「世代交代」を迎えています。
虫や生き物のカッコよさや綺麗さ、生きている不思議に魅せられて、探し捕まえるのに真剣な子たちも、種類や雌雄の違いに気づいたり、名前や飼い方を知りたくなったり、動かなく死んでしまうことを経験したり……貴重な、いろんなことを学んでいます。
「僕らはみんな生きている……みんなみんな生きているんだ友達なんだ(手のひらを太陽に)」「みんな同じ生きているから、一人にひとつずつ大切な命(まあるいいのち)」こんな歌詞のように、いろんな生き物が、自然に、周囲にたくさんいる……そんな環境を当り前に育つことは大変ありがたいことです。 
2020年7月20日(月)
鶏小屋のことは度々お知らせしていますが、もう一羽、雄鶏さんをいただいていました。環境の変化に馴染めなかったようで、ずっと高木に留まったままで、下で餌を食べている様子は誰も見たことがありませんでした。多分空腹で下に落ちてしまったようで、瀕死の状態でした。撒餌を食べることが出来、何とか一命はとりとめましたが、しばらくは下で生活せざるを得ず、雌鶏たちに追いかけられていました。日に日に元気になり、ヒヨコが上れる「三角お屋根」まで上れるようになりました。母鶏は「育児期間」を過ぎたようで、子離れし、卵を産むようになりました。見放されたヒヨコは、今度は雄鶏にせがんで羽の下に入れてもらっています。雄鶏は翌日から、雌鶏に追いかけられることが少なくなってきたのも不思議です。
写真は、雄鶏の羽の下に入れてもらい、顔を出しているヒヨコ
今年は「コロナ禍」で、年長さんの活動は、電車に乗っての遠足は無し、プールも無し、カレー作りは延期、サマースクールの宿泊も同じ形ではできない、夕涼み会も無し、こども祭りも無し………無いない尽くしで、「年長さんの力の発揮のしどころ」がほとんど持てないできました。そこで一学期最後の「年長さん主導のイベント」として、年長さん企画の「夕涼み会=お祭り=夜店ごっこ」をしました。
「こんなお店があったら楽しいじゃない?」「それいいね!」と分散登園の時から話し合い、力を合わせ、分業分担もして準備しました。
年長さんのテラスには提灯に灯りを入れて雰囲気作り。この日年長さんだけ浴衣・甚平OK。盆踊りの舞台・食べ物(模造です)のお店・景品がもらえるゲームコーナー・魚釣り・虫屋さん(カブトムシやカナヘビなど生き物に触ることが出来る)・回転寿司・お化け屋敷など盛り沢山、時間が来ると各お部屋でブラックライトや懐中電灯で花火大会、さらに送迎電車まで走っています。
短い期間の一学期でしたが、知恵と力を合わせて「お祭りの夜店」を作り、年中・少さんに楽しんでもらうことが出来たことを、次の活動への確信にしたいと思います。
写真①は、年少さんを乗せた送迎電車
写真②は、ブラックライトの花火大会
写真③は、回転寿司のレーン
写真④は、昆虫・生き物をさわれるお店
6月20日過ぎから、夕方になると母鶏は高い枝に上って、ヒヨコが下で「お母ちゃん!お母ちゃん!」と啼き叫ぶのに対して、「上っておいで、上っておいで」と「クー、クー」と啼いていたことはお伝えしました。ヒヨコは物伝いに途中まで上りましたが枝の余りの高さに「出来ない!出来ない!」と啼き続けて、母鶏は仕方なく下に降りて羽の中にヒヨコを入れて寝ることが毎日続いていました。ところが、ところが、7月11日の夕方には、なんと上の枝にチョコンと留まっているではありませんか!!「ヤッタネー!スゴイゾ!」。
母鶏が「ここまでおいで」と辛抱強く励ますこと、ヒヨコが「出来ない」と言いながらも挑戦すること、「刷り込まれた動物の本能」と言ってしまえばそれまでですが、それ以上の「母子の強い愛情の力」を感じました。
※写真の真ん中の黒い鶏は、当初仲が良くなかったおばあさん鶏です。
6月30日、早いもので今年も半年が過ぎました。
神明宮では、半年間の暮らしの様々な中に積もった「ケガレ」を大元から祓い去るオコナイ(大掃除に例えられる)によって、産まれた時の様な「元気(ゲンキ)」に立ち還ろうとする「夏越しの大祓い(ナゴシのオオハライ)」が行われました。
この半年間のその半分の3月~6月は、「新型コロナウィルス」の感染拡大を防止するために、それ迄当たり前に行っていた生活の全てで、制限や変容が求められました。幼稚園は卒園・終了式を終えて、入園・進級式も行えずに長期の休業という、「天から降ってきた」様な嘗て経験したことの無い突然の困難に直面しました。
人間はその大小を問わず、災厄に出会う度に様々な事に気づき賢明になるものですが、今回の「新型コロナ」との出会いも、老若男女を問わず、家族・地域・国民・全世界の人々の連帯と英知が問われ、そしてそれを増し強めることになるに違いありません。なぜなら21世紀の今日、私たちは賢くなり、思いやりの心も持ち、「世界は一つ」の方向に前進しているのですから。
「新型コロナ」との闘いは始まったばかりで、人間が勝利するには、しばらくは、生活のあらゆる分野で学び合い・工夫努力し合うことになるでしょう。勝利の後振り返った時に、どのような私たち・どの様な世界になっているか、「賢明で平和な世界」に近づいているであろうことを確信と期待をしています。
6月の30日(晦日)は、半年に一回の大祓い(おおはらい)で、神明宮の参道には大きな茅の輪(ちのわ)が設置されます。園児は保育者とともに茅の輪を「はらえたまえ・きよめたまえ・さきわえたまえ」と称え言葉を言いながら、左・右・左とぐるぐると回ってから神社に向かいます。
人々の切なる願いにより昔から伝えられてきた、神社と関係した幼稚園ならではの行事です。今年は世界中の「コロナ禍」で、園児たちの身近に感染者は出ていないかもしれませんが、幼稚園はまだ全員が登園することが出来ていません。こども心にどのようなことを一番切実にお願いしたのかは判りませんが、この様な不安定な状態も、何かしら反映しているのではないかと思います。世界のコロナ禍が、一日も早く鎮静に向かいますことを願わずにはいられません。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
All Rights Reserved. Copy Rights 2014 Shinmei Yochien