2023年5月30日(火)
年少組の遊び
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年少組の子どもたちの様子を見ていると、少しずつ園生活に慣れ、”遊びも充実してきたな„と思う姿が随所に見られています。

今日は、テラスの前で、”お医者さんごっこ„を楽しむこりす組の子どもたちに出会いました。
その遊びの中心に〝倒れて患者さん〟になるAちゃん、I君の姿がありました。「ごっこ遊び」は、何か事件性があった時に、急に中身にストーリー性が出てきて、遊びが展開され、発展いていく事があります。

一見、受け身的に見える”患者さん„という役が、遊びの主導権を握っていることがあります。今日のAちゃん、I君はまさにそれでした。

AちゃんとI君がテラスを歩き回り、急に体調崩した振りをして倒れ込みます。そして、お医者さんが薬を飲ませたり、聴診器を当てたり、虫眼鏡で確認したり・・・。その間、患者さんは死んだふりをして動きません。しばらく治療をしてもらうと、すくっと立ち上がってまた歩き始めます。AちゃんもI君も中々の演技力です。

お医者さん役をしている子どもたちは、Aちゃん、I君が”いつ倒れるか„と、今か今かと待っているのです。お医者さん役は、Aちゃん、I君が倒れてくれないと、自分の役割りを果たすことが出来ません。

普段は、保育者が”患者さん„になり、子どもたちがお医者さんとして遊びを展開することが多いなかで、こうして、様々な役割を請け負える子がでてくることによって、子ども同士の関りや、遊びの展開も面白くなっていきます。

また、こねこ組の前を通ると、積み木とブロックを組み合わせてつくった”お城のようなモノ„が作られていました。担任に聞くとSちゃんが一生懸命作ったものとの事でした。
作る過程は見ていませんが、出来たものを見るだけでも、Sちゃんがどれだけ熱中して作ったのかは伝わってきます。

友達との関わりでも、ひとりでの遊びでも、幼稚園の生活の中で、”時間を忘れるほど何かに熱中する時間”があると、幼稚園での生活が充実したものになっていきますね。
年少さんのあそびを見て、とても感心させられたひと時でした。
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