2022年7月12日(火)
Y君の挑戦
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園庭に「ジージー」とセミの鳴き声も聞こえてくるようになってきました。※まだ、微かに聞こえてくる程度ですが。

セミの鳴き声に気が付いたYくんが「セミの声が聞こえてきた!セミをつかまえたい!そうだ!木に登ろう!」そう言うと、園庭の端の木を頑張って登ろうとします。木を手で掴み、足を引っかけますが、木が太すぎてズリズリと落ちてしまいます。

Y君「あれー?わかった木が太すぎるんだ!細い木を探そう!」

園庭の細めの木を見つけると、また、がんばって木登りを始めますが、やはりうまく登れません。セミの声ははるか遠くから聞こえてきます。

Y君「もっと、登りやすい木を探さなきゃ。裏山ならセミ、いるかな?」そういうと、また、セミを探して裏山へと出かけていきました。

この時期は、セミが木の高いところで暮らしているため、なかなかつかまえることが出来ません。それでも「セミの存在に思いを馳せ、”どうやったらつかまえられるか”を自ら考える姿」は、幼稚園教育要領に示された「幼児期の終わりのまでに育ってほしい10の姿」の「(2)自立心」「(6)思考力の芽生え」「(7)自然との関わり・生命尊重」に該当する姿であるように感じます。

園庭を歩いていると、こうした子ども達の挑戦する姿に所々で出会うことが出来、「子どもの遊びっていいな」と改めて感じます。
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