2022年6月3日(金)
見立てる力-排水溝から下水道へ-
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年長つき組のM君が登園してくると直ぐに「先生!砂場で排水溝作ろう!」と声をかけてくれました。「排水溝!?」と私。「うん。排水溝。」とM君。

どのように排水溝を作るのか、興味津々でついていくと、砂場の樋を持ってきて、砂場の机に乗せて、排水溝に見立てました。途中から同じクラスのS君も「いーれーて!」とやってきて仲間に加わります。机に樋を乗せた時、M君は机の木に節の穴があることに気が付きました。

M君「先生!この穴に水が来るようにしたら、下水道に繋がるよ」(机の下に大きな樋を持ってきて、節穴から樋に流れるように組んでいくM君)
私「すごいことを思いついたね!大発見じゃないか!!」
(S君が水を流してみると、下水道に見立てた樋まで水が流れる)
M君「そうだ!こっちがトイレってことで、トイレから水を流して、下水道までいくんだよ」
私「本当にトイレと同じ!トイレから流れて、下水道に行くんだんだね!」

S君は、手際よく樋に水を水を流していきます。水が樋を通て、下水道に見立てた部分に到達するたびに歓声があがります。

子ども達は、生活で知り得た知識を屈指しながら、様々なものを見立てに使い、より遊びが楽しめるように工夫している姿があります。机の節穴に着目して、イメージを広げた姿、私も作業を手伝いつつ、M君、S君のやりとりにすっかり感心させられてしまいました。
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