2022年5月16日(月)
ドジョウの触り心地
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先週末に、みんなの広場の用水路の水が止まり、年に1度の”沼さらい”を保安の先生が行ってくださいました。
沼をさらってくださった結果、用水路がきれいになったのはもちろんの事、水が止まったことで行き場を失ったザリガニやドジョウがたくさん捕獲されました。

捕獲されたザリガニやドジョウは子どもたちも触れられるようにと保安の先生が園庭の机にタライに入れておいてくださいました。

登園してきてすぐにドジョウの存在に気づいた年少の子どもたちが、興味を示しました。
Y君「先生!これ何?」
私「ドジョウって言うんだよ。触るとヌルヌルしてるんだよ」
Y君「触っていいの?」
私「大丈夫だよ」(私が触って見せる)
Y君(触ってみて)「わー!触れた!ヌルヌルしてる!」
私「ドジョウは捕まえるのが大変なんだよー」
Y君(慎重に、慎重に手をお皿にしてドジョウをすくいあげる)「捕れた!」
Y君(その後、すぐにツルっと手からすり抜け地面に落ちる)「逃げた!」
ドジョウが地面でピチピチと生きのよい様子で跳ね回ります。
私「大変だ!助けてあげないと!」
Y君「Y、ドジョウ持てるから!見てて!」

地面をはねるドジョウは中々捕まえることができず、その後、周りの子にも協力してもらって捕獲することができていました。

ドジョウの命を考えたら、いじったりせずに観察をするだけにしてあげた方がいいのかもしれません。しかし、幼児期の子どもたちは”具体的な体験”を通して、ヌルヌルとした触感や、ちょっとした生臭さ、生きているからこその動きに触れ、自然界の多様さや、”命に触れる”ことを経験しています。
自然物の存在に感謝しつつ、子どもたちが触れたことで何を感じているのか、保育者も丁寧に受け止めていきたいと思います。

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