2021年11月22日(月)
電車遊び
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さくら組の子ども達が教室全体を使って、ブロックで線路を作り”電車遊び”を行っていました。
電車は牛乳パックを装飾して一人一台作っています。

各々の電車が出来上がると早速、電車を線路の上に走らせていきます。すると、A君が「新宿駅を作りたい」と廃材工作を使って駅も作り始めます。保育者も、子ども達のイメージが実現していく様に援助していきます。新宿駅が出来上がると、次は「お客さんが欲しい」とA君。OS1のペットボトルに顔を書いて人も作っていました。子どもは、あらゆる素材を自分のイメージしたものに見立てる力がすごいですよね。

イメージしていたものが一通り完成すると、また、各々の電車が線路を走っていきます。
しばらく電車を走らせていると、T君とY君が運転していた2台の電車が、両方向から走ってきて出会い頭でぶつかりそうになりました。すると、Y君の運転していた電車が「シュー!」という掛け声とともに空を飛び、T君が運転していた電車にぶつからずに通過することができました。

一見、各々が遊んでいるように見える”電車あそび”でしたが、”線路”という共有物があることによって同じ遊びを共有し、他者をしっかりと意識して楽しむ姿がありました。
年中の年齢の子ども達は、他児と一緒に遊ぶキッカケとして、”線路”のようなシンボリックな共有物が重要な役割を果たしていることを改めて感じたのでした。
また、イメージしたことを実現することに満足感を持ち、”それらしさ”にこだわるのも年中後期の特徴のように感じています。
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