2021年11月16日(火)
アオキの実
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神明幼稚園の職員玄関の近くに、毎年子ども達から人気の実があります。理事長先生に何の実か尋ねると、「アオキ」という植物の実なのだそうです。理事長先生は、本当に動植物に詳しいです。
この時期になると、大量に緑色の実をつけ、時間が経つにつれて、赤く変色していきます。
この実を集めることを子ども達はとても楽しみます。

今日は、ゆき組の女の子たちが実を集めていました。
実の薄皮を手でこすっていくと、緑色の薄皮の中につるんとした白い実になります。ゆき組の女の子たちも、保育者に教えられるわけでもなく、剥いていくと実がつるんと白くなることに気づきました。子どもは、何かの実があると剥きたくなる本能があるようです。実がつるんと白くなることが嬉しい様子で、実を何個も丁寧に剥いていく事を楽しんでいました。

保育者が「何に使うの?」と尋ねると、「お料理に使うの!」と張り切って答えていました。その後、実を食材に見立てて、すりつぶして料理をしようとする姿もありました。

アオキの実は食べれるわけではありませんが、自分がした行為によって物の性質が変化することに面白さを感じている様子でした。自然物の可塑性や応答性が子ども達に刺激を与え、遊びを豊かなものにする一因となっているように感じます。
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