2021年9月15日(水)
命に触れる
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年中さくら組の飼育動物であるウサギのさくらちゃんは、神明で1番の高齢ウサギです。
最近は体調も良くなく、介護状態となっております。
立っていることも難しく、前足のみで体を動かしています。
以前から、目も見えなくなっていました。
年少さんがお部屋の前を通る時にも「死んでる?」と確認してくるほど、やはり、他のウサギさんとは様子が違うのです。

それでも、体を動かそうとしたり、餌を一所懸命に食べています。命ある限り生きようとする姿勢には、さくらちゃんの生命力を強く感じるのです。

神明幼稚園は、飼育動物だけでなく、自然の中で生活していた虫やザリガニ、トカゲなど様々な命と向き合う機会があります。
私たち人間は、愛玩として生き物を飼います。しかし、命ある生き物を飼うからには、生死と向き合う必要があるのです。さくらちゃんが教えてくれることは、たくさんあるのではないでしょうか。

すべての命に思いを馳せて向き合うことは難しいかもしれませんが、生き物の命に思いを馳せて、気づいたり、考えたりする経験ができるといいなと思います。

保育者も、子ども達に何が伝えられるか。どのように伝えていくかを考えながら、関わっていきたいと思います。
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