2021年9月13日(月)
じょうぶな頭とかしこい体
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年中組のテラスの前を歩いていると、裸足になって柱を登っていく子どもたちに出会いました。
柱登りは、最後まで登り切るのが難しく、途中で滑ってしまう姿がありました。何度も挑戦する中でようやく上にたどりつくと誇らしげな表情を見せてくれましたよ。

柱は決して登るためにある物ではありません。しかし、子どもは身の回りの物をうまく生活に活かしながら遊びに変えてしまうのです。
写真でもわかるように、足の五本指全部を、まるで手のように使っていました。
”ちょっと難しいから面白い”といった姿がありましたよ。大人は安全に留意しつつ、子どもが考え出したことには、関心を示したり、一緒に楽しむ柔軟性をもっていたいなと思います。

有名な絵本作家の五味太郎さんは、子どもの育てたい姿として「じょうぶな頭とかしこい体」と表現しました。
既成概念に捉われずに楽しみを見つける事、失敗しても何度でも挑戦する姿、身体の諸機能を使う姿に「じょうぶな頭とかしこい体」の片鱗を感じるのでした。
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