2021年9月7日(火)
不思議に気づく
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にじ組さんがパトロールの鳥小屋掃除で烏骨鶏が産んだ卵を収穫しました。ゆで卵にするために職員室で茹でている様子をNちゃんとSちゃんが見ていました。

Sちゃん「卵から、ピヨピヨピヨピヨって音がするよ!熱いよー。熱いよー。ってひよこが言ってるんじゃない?」
(保育者が耳を澄ましてみると確かに微かな音が聞こえてきました)
保育者「え!?中にひよこがいるの!?」
Nちゃん「温まって産まれるんじゃない!?」

保育者「卵の周りに、泡がついてきたねー。」(沸騰して気泡が出来た状況を知らせてみる)
Sちゃん「本当だ!泡の大きさが一つ一つ違うねー。」

Sちゃん(沸騰すると)「今度は卵から”ずずずずずずずずずー”って音が聞こえてきたよ!やっぱり熱がってる!」

保育者が鍋に箸を入れてみると・・・
Nちゃん「あれ!?箸が曲がって見えるよ!」

Sちゃん(転がった卵同士がぶつかり合っているのに気づいて)「今”ぼろろろろろ”って音がした!」

ひよこは産まれませんでしたが、卵のちょっとした変化に五感ぜんぶを使って気づき、言葉で表現していく姿がありました。
子どもが世界をどのように捉えているのか。大人になってしまうと忘れてしまうような感覚を子どもたちは持っているのだなと改めて感じさせられたのでした。
Sちゃんはその後、”たまごのふしぎノート”というものを作り、ゆで卵をする中で出会った不思議を再度振り返っていました。
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