2020年7月1日(水)
半年間の気枯れ(ケガレ)を克服する大祓い
i0101
6月30日、早いもので今年も半年が過ぎました。
神明宮では、半年間の暮らしの様々な中に積もった「ケガレ」を大元から祓い去るオコナイ(大掃除に例えられる)によって、産まれた時の様な「元気(ゲンキ)」に立ち還ろうとする「夏越しの大祓い(ナゴシのオオハライ)」が行われました。
この半年間のその半分の3月~6月は、「新型コロナウィルス」の感染拡大を防止するために、それ迄当たり前に行っていた生活の全てで、制限や変容が求められました。幼稚園は卒園・終了式を終えて、入園・進級式も行えずに長期の休業という、「天から降ってきた」様な嘗て経験したことの無い突然の困難に直面しました。
人間はその大小を問わず、災厄に出会う度に様々な事に気づき賢明になるものですが、今回の「新型コロナ」との出会いも、老若男女を問わず、家族・地域・国民・全世界の人々の連帯と英知が問われ、そしてそれを増し強めることになるに違いありません。なぜなら21世紀の今日、私たちは賢くなり、思いやりの心も持ち、「世界は一つ」の方向に前進しているのですから。
「新型コロナ」との闘いは始まったばかりで、人間が勝利するには、しばらくは、生活のあらゆる分野で学び合い・工夫努力し合うことになるでしょう。勝利の後振り返った時に、どのような私たち・どの様な世界になっているか、「賢明で平和な世界」に近づいているであろうことを確信と期待をしています。
All Rights Reserved. Copy Rights 2014 Shinmei Yochien