2020年5月12日(火)
嫌悪・偏見・差別について ー確かな情報を得る・差別的な言動に同調しないー園長のひとり言
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5月11日は母の日でした。お母さんにおりがとうしたかな??



新型コロナウィルスに関して③

日本赤十字社のパンフレットは、新型コロナウィルスの3つ目の顔は「嫌悪・偏見・差別」だと言います。SNSなどで盗撮的ともいえる「情報」が興味本位に流され、心無い悪罵・中傷が繰り返され、「ヘイトの世論」が作られます。その多くは、強者の側に身を置き弱者を痛めつけるのが特徴です。強者におもねていながら、常識をわきまえる人々なら決して口にしないような悪罵で英雄気取りで決めつけます。対話・討論ではなく決めつけですから、対象を徹底的に打ちのめすことが目的です。これは、「やり方はよくないが気持ちはわかる」といった人々の心の揺れに巧みに乗じて「市民権」を得ます。多くの人々は「関わらない方がいい」と近づかず、差別を容認するようになります。多くの人々が傍観者になってしまう「いじめの構造」と全く同じです。不安や心の揺れは誰もが持っているものであり、殊に現在の「新型コロナ」での禁欲生活が強いられている下ではなおさらです。
パンフレットは「確かな情報を得る」「差別的な言動に同調しない」ことを挙げています。メディアにも立ち位置があり、また視聴率を気にした「売らんかな」の姿勢もあり、「確かな情報」と鵜呑みにはできません。「これから一定の長期間にわたって『コロナ』とも生きていかなくてはならない」といいます。人口の70%くらいの人が免疫や抗体を持つようになるまでは第2波第3波の流行を覚悟しなくてはならないともいいます。誰もが罹り得るのです。自分もいつ感染するかもわかりません。バッシングに加担したり差別したりすることの無いようにしたいものです。
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