2018年6月14日(木)
雛鳥の巣立ち
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 写真はカラスの雛です。今日(6月13日)は朝から、カラスの巣立ちをめぐって、大騒ぎでした。
 カラスは、雛が一定程度大きくなると、親鳥は餌を少し減らしてひもじくさせるそうです。そうして雛が自分から巣を出て生きる糧(=餌)を獲るように仕向けるのです。「巣立ち」ですので、親鳥はやたら手を出すことはしません。しかし親鳥夫婦は必ず遠目に見ていて、雛に危険が及びそうだと判断すると、「カアー、カアー」と「見ているぞ」と鳴く→「カアーカアー!!、カアーカアー!!」と威嚇的に鳴く→危険人物の上にきて木の枝を落とす→それでも効き目がないと低空飛行をして危険人物を襲うようにする………など一連の行動をします。
 厄介なのは、その時点で雛鳥はまだ飛べないことが多く(ほかの鳥のような飛ぶ練習はしていません)、また雛鳥は「怖いもの」への警戒心が無いということです。ですから雛鳥がヒョコヒョコしていたり、日向ぼっこをしていたりする所には人が近付かないように、要所に先生方が立って、「交通規制」をしました。
 親が子を守ろうとする一生懸命さに学ばされました。
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