2017年7月10日(月)
賢い足裏
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足の裏は、「第2の心臓」とも「第2の脳」ともいわれ、ツボだらけといっても良いほどツボがたくさんあり、脳の活性化と緊密に関係しているといわれます。足裏の感覚神経を鋭敏にすることで、身体全体の神経の伝わり方が良くなります。土踏まずは、その80㌫ほどが3~5歳で形成されるといわれます。写真は裸足で鉄の柱を登っている女の子の足です。指や足裏を良く使っています。

 脳の神経細胞(ニューロン)は、母胎内での受精から10ヶ月間に独立したおよそ140億個が作られ、以降増えることは無いといいます。しかしそのニューロンが機能し情報を伝達するには、ネットワーク回路(シナプス)を作って神経細胞同士をさまざまに繋がなくてはなりません。シナプスというのはその情報伝達の網で、生後間もない時期にはほとんど無いのですが、1歳位までに驚異的な発達をします。8ヶ月~1歳位でシナプスの密度は、成人の1,5倍と最高になります。それ以降、頻繁に使われたシナプス(回路)は強められ残り、使われなかったシナプスは不必要なものと消え(刈り込まれ)新しいシナプスが作られます。ですから、2~6歳の幼児期に五感を豊かに刺激することが大切であり、保育のあり方が問われます。この不要なシナプスの刈り込みは、脳が寝ている間に行われるということで、昔から「寝る子は育つ」といわれることも当っているというわけです。
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