2016年2月5日(金)
やっぱり鬼はこわい!
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 2月3日は「節分豆まき」。おもいおもいの鬼のお面をかぶって園庭に集合。園長は、「鬼が島の鬼のように、お姫様をさらったり宝物を取っていったりする悪い鬼もいるけれど、桃太郎に懲らしめられて心を入れ替えて、もう悪いことはしない、みんなと仲良くするようになったんだよ」と、予防線を張った話をしたのですが、本物の鬼?が登場すると、途端に園庭は逃げ惑うこども、先生に泣きすがる子どもで、“阿鼻叫喚のるつぼ”と化しました。まだ理屈で自分をコントロールできるようにはなっていない3才~4才さんの姿ですね。5才さんは、立向かう子や、「先生あれは本物じゃないよ。だって人間の手をしていたもん」と言う子など、物事を突き放して見たり考えたりできるようになっている姿がみられました。

 昔の人は、目に見えないけれど偉大な力を発揮するものを“オニの仕業”と考えました。「オニさんこちら、手の鳴る方へ」などとオニは子どもの遊び仲間であり、鬼ごっこに鬼は欠かせません。しかし、恐い顔をして角を生やした虎皮のパンツ姿の鬼が考え出されるようになると、オニは恐くて悪い物の代表の様になってしまいました。今の時代の子ども達には、恐いけれど威厳があって悪を懲らしめる、仁王さんの様なオニはいなくなって、悪行を正す正義の味方は優しいアンパンマンなのかな?
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