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■しんめいの園児たち 『健康・感謝・正直』の子たち
昭和39年の神明幼稚園の創立以来、「めざす子ども像」をわかりやすく3つの綱領として『健康・感謝・正直』(すこやか・よろこび・まこと)と言い表してきました。また『共にそだつよろこび』を「保育の信条」としています。
幼稚園の主人公は子どもたちであること、保育者は一人一人の子どもの「そだちの課題」と正面から向き合うこと−−−これに徹して、子どもたち共々に喜び合い励まし合い、そして保育者集団として悩み苦しみ研鑽し扶け合うーーーそうした職場の気風と、『子どもたちによる生活づくり』を基底に据える、子どもたちのそだちあいを追求する保育の自然な発展から『統合保育』を実践する、神明幼稚園ならではの保育の特色をつくってきました。
■しんめいの自然・生命との触れ合い →
■遊びを豊かに →
■生活を豊かに →
■みんなちがってみんないい 育ち合いの統合保育 →
■神様としんめい園児 → |
■しんめいの自然・生命との触れ合い ▲ページ先頭へ
樹齢350年もの大ケヤキや、種々の樹々からなる「鎮守の杜」。暑い真夏でもホッとする酸素いっぱいの空気。
裏庭の腐葉土を真剣に掘っている子たちーー「何しているの?」「カブトの幼虫がいるんだよ」。どこを探せばカブト虫の幼虫がいるか、カマキリを飼うにはどうしたらいいかーーこども達は「生命」に触れるとともに「自然界の掟」にも入り込んでいきます。
「コンコン」枯れ木をキツツキがつつく音、仲良く散歩するキジバトの夫婦。枯葉を掻き分けるとダンゴムシやミミズやオサムシたちの世界。夏にはカブトムシやクワガタムシが樹液の出る樹に集まります。二学期はセミの大合唱のうちに始まり、秋はバッタやコオロギやカマキリの季節となります。しんめいの自然は、子どもたちのそだちにとって大変豊かな教材を内包しています。
また各クラスにはうさぎがいて、年令それぞれに世話をして可愛がっています。巣から落ちたシジュウカラのひなは、先生方が餌をやり育て、現在野鳥の世界の練習中。毎朝中庭に飛び出して夕方に帰ってきています。園児達は、生命あるものに触れる豊富な実体験を通じて、生活を、心を豊かに育てています。
■遊びを豊かに ▲ページ先頭へ
「今日は『郵便屋さん』でして!」と長縄跳びを100回以上も跳べる年長・中組。テラスにたくさんの「所帯道具」を運び出してままごとをする、ごっこあそびが大好きな年中・少組。お気に入りの動物のお面をつけて「なりきりごっこ」が大好きな年少組。入れ替わり立ち替わりみんなで水を運んで、砂場に大規模な池や運河をつくる年長組。毎日のように泥だんご作りに熱中する年中組。スクーターに神経を集中して乗る年少組……。出来るようになりたい一心で見よう見まねで紐を巻いてこま回しにトライする子たちがいれば、手に豆をつくっての鉄棒や「一本抜きが出来るよ」とうんていの上達に熱中する子たちがいる。必ず数人の仲間が出来ていて、一時たりとも遊びを休む子がいない。ーーーしんめい幼稚園の「自由なあそびの時間」は、こんな風景が繰り広げられます。
あそびはこどもたち自身の「充実したい欲求」に基づくものだからです。しんめい幼稚園では、「あそび込む体験の積み重ね」を大切にしています。あそびの成長とこどもたちの成長は、縄を綯い合わせていく様な関係にあるのです。
■生活を豊かに ▲ページ先頭へ
一人であそべる、二人でさらに数名であそべる、もっと大きな集団でのあそびも出来るようになる。あそびを面白くする工夫、仲間とのトラブル解決の体験、集団であそんだ楽しさの実感。自分たちで豊かな遊び(生活)が造り出せる子たち。ーーー柔軟な思考力・決断力・集中力・困難にめげない粘り強さなどが育っています。
あそびで充足した子たちは、次の課題ある活動にも取り組む姿勢が出来ています。ですからしんめいの「あそび」は無目的無計画な「放任」ではありません。主体であるこどもの成長と集団の成長を考え、人格の基礎を形成するいろいろな力が育つように進めています。
子どもたちは環境と能動的な体験を通じて成長します。地域文化や園行事も大切な生活体験です。豊かに準備された行事を行うことも、大人が伝える文化として保育の中で必要なことです。しかし受手は3才・4才・5才のこどもたちですので、ひとつひとつの行事を体験することで、こどもたちに何を伝えようとするのか、保育で何を大切にしたいのか、取り組む時期と適切な内容、子どもたちなりに主体的に加われるような方法、細部にわたっての配慮など、検討して実施しています。
■みんなちがってみんないい 向上の努力にすばらしさを見い出す
育ち合いの統合保育 ▲ページ先頭へ
軽い障害を持ったり、発達のもつれから育ちの遅れがあっても、幼稚園生活での育ちで障害が緩和されたり、障害がされていない能力を伸ばしたりしていける子たちがいます。ところが、3〜4才になるとほとんどの子が幼稚園・保育園に入るのに、軽度であっても障害を持った子たちの多くには幼稚園の門戸が閉ざされるため、「共に育ち合う」環境から除外され、育ち得る能力の育ちも保障できず、二次的な障害を深刻にしてしまわざるを得ないのが実情です。
障害を持った子も含めての統合保育は、人間の価値とは何なのか、みんな違うけれども輝いている素晴らしさに気付かせてくれます。そして皆が、自分への誇りと自信と努力を身につけていきます。
子ども一人一人の人格とそだちを尊重しての保育は、「画一の保育」と比べると確かに大変かも知れません。けれどこれこそ「真の保育」だと、神明の教職員は確信しています。
■神様としんめい園児 ▲ページ先頭へ
鎮守様小平神明宮には大勢の方がお参りに来られます。なかでもお正月の初詣や4月末のお祭りの時には、幼稚園の周りは大変賑やかになります。しんめい幼稚園は地域のたくさんの人々の敬拝の心が集まる処、言わば“聖地”に在ります。
◇境内に、朝は「かみさまおはようございます」、そして午後は「かみさまさようなら」のこどもたちの明るい声が響きます。日々神様に抱かれての幼稚園生活の感謝のご挨拶と考えています。
◇「お誕生会」に招待された親子が幼稚園行事の後「昇殿参拝(しょうでんさんぱい)」して、神明さまに誕生月を迎えたご報告をし、これからも身心健やかに育つように祈願をうけます。子どもながらに緊張し神妙になる体験です。
◇6月30日は『夏越しの大祓式(なごしのおおはらいしき)』。参道に作られた笹竹の大きな「茅の輪」を潜って式に参列。自分で色をぬり切り抜いた「人形(おひとがた)」に息を吹きかけ、病気や我儘な心など良くないものをこの「人形」に持って往ってもらうように、願いを込めて納めます。
◇7月には、園児達みんなのご先祖の「みたま」をお招きして、野菜や果物・お花とお水をお供えし、みんなの歌もお聞かせする『みたままつり』(お盆さま)をいたします。祖父母とのつながりにも思いをはせ、ご先祖様・神様を想像する機会でもあります。
◇神明さまとのつながりの“圧巻”は、神明さまがこの地に御鎮座された日をお祝いした、9月17日前後の『こどもまつり』です。
揃いの半天に肩鈴掛けた園児を中心に、地域の幼児さんも加わって、たくさんの子供御輿・太鼓・万灯舟などが大通りに繰り出します。「わっしょいわっしょい」のかわいい掛け声が響きます。
◇12月には新米でお正月の神様へのお供餅を搗く『としまつり』。杵でお餅を搗く初めての体験をし、手で捏ねてお汁粉餅を作って頂きます。
こんな行事体験を通じて、神明の子たちは『明るく・すなおに・逞しく』育ってゆくのです。
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