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 12月10日、昔ながらの臼(うす)と杵(きね)で、おもちつきをしました。朝早くから薪でお湯を沸かして、蒸篭(せいろ)でお米を蒸かして………。子供用の小さい杵ですが、年長さんが年中・少さんの「よいしょ!よいしょ!」の大声援を受けて、重さに負けないように、お餅に負けないように、力をこめて搗きました。

 「お餅搗き」のことを「歳まつり」と言っています。稲のことを歳(とし)と言い、稲籾から稲籾までの時間の周期を「ひととし」と言い表して、ひととしを一年(いちねん)に数えました。
 昔の人々が、一粒が100倍にもなる稲の種には偉大な霊力(パワー)が宿っていると考えたのは当然でしょう。そしてこの偉大なパワーの塊が新米で搗いて円く丸めたお餅で、「来年も豊かな実りが得られますように」と願って、大きく丸めた丸餅(=かがみもち)を稲魂(いなたま)様でもあるみ歳の神様にお供えしたのです。これがお正月行事の中心の一番大切な意味です。そして小さな丸もち(=これが本当の「お年玉」なのです)を全員が一つずついただいて(食べて)、皆一ずつ歳をとったのです(数え年)。

 園児たちは、黄な粉餅やお汁粉にした小さく丸めたお餅を、一つで無くたくさんたくさん食べました。きっとすごいパワーをいただいたと思います。一学期も残すところあと一週間となりました。

2015年12月2日(水)
 
 12月1日と2日、クラスごとそれぞれのご家族をお招きして、
「音楽会」が催されました。
 どのクラスも始めは、大勢のご家族に聞いていただくという、嬉しさと緊張の面持ちでしたが、器楽合奏~歌と進むうちにほぐれた様です。器楽も、自分で鳴らすというだけでなく、音の大きさやテンポなど、他とのハーモニーにも気を配っている様子もたくさん感じられました。胸を張って元気よい歌、わらべうたや手話など身振り手振りのある歌、情感を籠めたしっとりした歌など、多彩な内容を披露してくれました。
 ご家族皆さんの感動と励ましの、あたたかい拍手をいっぱいいただいて、こども達も一生懸命でした。ありがとうございました。
 音楽という表現は、個人で親しめるとともに、異文化・異民族間であっても、そのままで直ぐに共鳴・共感できる、優れた平和的な表現手段です。幼児期に、こうした音楽世界を日常的に豊かに経験することに、大きな意義を感じています。もっともっと歌声が常に満ち溢れる幼稚園にしたいと願っています。

 11月21日、父母と教師の会「常磐会(ときわかい)」主催のバザー展が行われました。当日は、青空に赤や黄色に色づき始めた神明の木々が映えた素敵な天候の下、在園児のご家族はじめ、たくさんの地域の方々、懐かしい卒園のご家族も大勢来てくださり、大盛況に終了することができました。
 打ち合わせの会・前日の仕込み・朝からの販売と、役員のお母様方のご奮闘の賜物です。文化部の手芸品コーナー・おやじの会の手打ちうどん・運転の先生の焼き藷・教職員のゲームコーナー・協賛の出店なども、賑やかさに花を添えてくださいました。
 バザー展の収益は、常磐会の会費による経常運営とは別に積み立てて、遠足費用・サマースクール補助・卒園行事補助・藷掘り費用・野菜栽培の費用など、一年間を通して、こども達の幼稚園生活を豊かにするために様々な事に支出され、全園児に還元していただいています。
2015年11月21日(土)
 11月12日、年少さんのお部屋の前で黄色く色づいた、みかんを収穫しました。今年は大豊作で、それほど大きくない木ですが、一本から180個も生りました。全クラスに分けて、二人で半分づつ、給食のデザートに食べました。少し酸味のある“自然の味”でした。来年もたくさん生ってくれることを願いつつ、“自然の恵みに感謝!”でした。
 17日には神明宮では、今年の収穫に感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」が行われ、神社の前には営農家から奉納されたたくさんの野菜や果実が並びます。勤労を尊ぶとともに、人間の力を超えた“恵みへの感謝”です。
 
 立冬も過ぎ、幼稚園の主(ぬし)のカメは、来年春の啓蟄(けいちつ)の頃まで冬眠にはいりました。

 毎朝、幼稚園の庭や神社の参道の落ち葉掃きをします。ズラッと並ぶ大樹の葉が全部落ちるのですから膨大な量ではあります。しかし無限ではないのですから、掃けばそれだけ少なくなるわけです。ましてや半年以上、酸素を出して空気浄化の仕事をしてくれたのですから「ご苦労さんでした、ありがとう」の気持ちで掃除します。

 掃除はしただけ目に見えて綺麗になる、分かり安い、また気持ち良くなる仕事です。こども達にもそんな気持ちを味合わせたいと思っています。こども達は力に応じて参加します。集めた落ち葉は、こども達が力を合わせてリヤカーで裏山に運んで、遊び場に敷き詰めて、落ち葉のクッションにします。空になった帰りのリヤカーにはこども達が乗れます。この季節ならではの朝の風景です。

 以前は、集めた落ち葉で焼き藷をしたのですが、2011年3月11日の東日本大震災による福島原発事故の放射能汚染以来、落ち葉炊きは取り止めになっています。
 
 11月1日願書受付、2日入園面接・発表があり、来年四月からの新入園児が決まりました。年少3才児108名の募集を満たす応募があり、18名の6クラスとなります。
 少子化・新制度・保育園志向など、私立幼稚園にとっては「逆風」ともいえる情勢の中、お子さんの育ちの極めて大きな3年間通う幼稚園として「神明」を選んでくださったことに、感謝いたしますとともに、大きなご期待に身の引き締まる思いです。写真は、正式に幼稚園児になるうれしい気持ちで、制服を試着しているいるところです。
 4日には早速、新入園児さん全員「後期ひよこ教室」のクラス決めがあり、四月新年度始業に向けたプレ教室が始まります。

2015年10月30日(金)
 気持ちの良い秋晴の好季節となりました。二学期の半ばを迎えた今、神明幼稚園では、こどもの数だけ遊びがあるように、こども達は、大げさに言えば人生の充実を求めて、思い思いの遊びを展開、楽しさを満喫しています。
 来年度の園児募集の時期でもあり、神明幼稚園をご紹介する意味からも、「遊び」についてもう一度考えてみたいと思います。
 
 遊びの要素については、フランスの社会学者ロジェ・カイヨワの「競争・運・模擬・めまい」が有名ですが、こどもは遊びに於いて、おもいを持って環境に能動的に働きかけ、楽しく作り変えます。ですから作り変える余地(=自分を発揮できる余地)を多様に感じられる環境は、こどもにとってはとても魅力を感じるのでしょう。神明の「うら山」が人気なのは、ひとつにはそうした理由があるのでしょう。なかまとも働きかけあい、自分を順応させることもします。一人では出来にくい素材選択や、ルールある遊びの導入などがあるでしょう。
 
 あそびを通じてこども達は、おもいを形に現す面白さ、主体性・能動性・知恵や工夫・社会性・決まりへの順応性などを育て合っているといえます。こどもたちが、遊びを通じて自分たちで育ち合っている、学び合っている様子を見ると、遊びパワーのすばらしさ・奥深さを感じます。幼稚園時代は3年間という限られた時間です。園生活の柱に遊びを据える以上に優れた活動など考えられないのです。

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