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2024年2月29日(木)
今日は、年長組がドッチボール大会を行いました。
各クラスが、1位になるために一生懸命に取り組んでいました。
何よりも年長の子どもたちの変化を感じたのが、クラスを2チームにわけて対決を行ったのですが、試合をしているチームの事を待機しているチームの子どもたちが一生懸命に応援をしていることでした。
「クラスの事を自分事として捉えて行動する」という年長らしさがしっかりと現れていたように思います。
勝敗もありますが、一人ひとりの取り組みが素敵なドッチボール大会だったように思います。

遊びの時間の裏山での出来事。
裏山で、虫探しをしていたこぐま組(年少)S君。小さな幼虫が見つかったようです。
「せんせい!むしみつけたよ!」と私に教えに来てくれました。
私はこりす組(年少)の子と遊んでいましたが、手を止めて虫に見入っていると、一緒に遊んでいたA君が「むし、きもちわるい・・・」とつぶやきました。
すると、S君が「きもちわるくないよ。ぎゃくに かわいいよー」と言いました。
それを聞いてA君も”じーっ”と幼虫を見つめて、触れてみようとします。あとちょっとで触れるかな・・・?というところで「やっぱり、やめておこう・・・」とA君。
A君は、S君の言葉を受けて「きもちわるい」で終わらせるだけじゃなくて、対象物に向けて興味を示して、”あとちょっとで触ろう”というところまで気持ちが寄っています。

他児との関りを通して、心を揺れ動かす年少の子どもたち。興味のなかったことにも仲間からの刺激で興味に繋がっていく様子があります。事象と会話を結び付けて、思考する基盤が育ってきているように感じました。

年長さんから年中さんにパトロールの引継ぎが始まりました。
パトロールの引継ぎが始まると、年度末になったなと改めて感じます。

年長さんは1年間、帰りの時間に園内の整理、鳥小屋のお世話に取り組んでくれていました。
今日は、お仕事を年長さんが年中さんに丁寧に教えており、やはり‶年長ってかっこいいな‶と思いました。

子どもたちにとっては、進学・進級はとても緊張の伴う事ですが、年長さんは今までの幼稚園生活を自信に、年中さんは一番大きい組になることを良い意味で自覚し、新しい生活に期待を持てるように残りの生活も大切に生活を進めていきたいと思います。
2024年2月21日(水)
園庭の遊具の設置が完了し、昨日より遊ぶことが出来るようになりました。本来であれば3学期のこの時期は子どもたち同士の繋がりが強まり、友だちと遊ぶことが増えてくるため、遊具に人がたくさん集うことはないのですが、久々の遊具という事で昨日は大人気でした。

遊具に吸い寄せられて、園庭に出てくる子どもの数が多く戸外に活気がありました。

上記で「子どもたち同士の繋がりが強まり」という事を書きました。これは、遊びの質が高まっていく事を意味しますが、遊びの内容よりも「友だちと一緒に過ごすこと自体が目的」となっていることもあるようです。日常の他愛ない一コマも「友だちと一緒だから楽しい」という姿が、園内のいたる所で見られます。

友だちと歩幅を合わせて、ぽっくりで前に進むことが楽しい
園内の端っこで、一緒に本を読むことが楽しい
職員室に行って「キンキラ(名札につける飾り)」を友だちと一緒にもらうのが楽しい

幼児期に気の合う友だちを見つける経験ができることは素敵なことですね。
「友だち100人出来るかな」も大切ですが、「友だちとどれだけ仲良くなれるかな」という視点も幼児期には大切なように感じます。

‶浅く広く„ ”狭く深く„

大人の世界にも様々な人間関係があるように、子どもたちなりに仲間との関係の築き方があるように感じています。
ひよこ教室(2歳児プレ保育)の子どもたちが、ひよこ教室から裏山へと遊びに行くところに出会いました。

今年は、ひよこ教室から裏山まで少し距離があるので、ひよこ担当の職員が「お友達と手を繋いで行こうか」と声を掛けたら、写真に写っているような人数で手を繋いで歩き始めたようです。自分のことだけではなく、他児の存在にも気がついて関わり始めている姿の一つなのではないかなと思います。

今は、「手をつなごうね」と言っても、バラバラに散っていくのが自然な姿です。「この時期に、手を繋いで歩けることがすごいなー」と感じました。

この時期の未入園の子どもたちは、初めての集団なので、他児と関わるときにはうまくいかないことの方が多いのかもしれません。幼稚園では、まずは一人ひとりの要求を受け止めながら、自己充実を図ることを第一に考えます。それでも、他児の存在を感じたり、他者と繋がれた時の喜びを感じることが出来ているエピソードが、プレ担当の職員から日誌によって報告されています。

幼稚園という場が”楽しい場”であるとともに、”その年齢なりの他児との関り”にも心地よさを感じる経験できると良いなと思います。

雛祭りに向けてお雛様を主任の先生たちが飾ってくださいました。今年から、職員室中廊下と教室の間の中廊下に飾ってあります。幼稚園に来園の際には、雛人形も見ていってくださいね^^
雛祭りでは、由来や文化に触れながら女の子の成長を祝いたいと思います。各クラス、お雛さまの製作活動にも取り組み、お家に持ち帰るかと思います。お楽しみに♪
2024年2月14日(水)
年長さんは、劇の会が終わり、自分の興味に基づく”遊び”の時間を多くとることが出来ているようです。

年長のほし組の子が、昨日、水道で泡だらけになって何かに夢中になっているのを見つけました。

私「なに、やってるのー!?」
H君「いま いし きれいにしているんだ!」
私「随分、熱心に洗っているねぇ」
S君「もっと、きれいにしないと!ひからせるんだよ」
私「そうなのかー」

私は、その場からいなくなりました。
その後、担任が来て「何をしているの?」と聞くと、「いしで ダイアモンド つくるんだ!」「2時間は あらわないと だめだよ」と子どもたち。水圧で石をつるつるにしようと思ったのでしょうか・・・。”面白い”と思った担任は、インターネットで石をダイアモンドにする方法を調べます。
すると、「ヤスリで磨くとピカピカになる」との情報が!

ほし組の子どもたちが、「私がヤスリを持っているかもしれない」と職員室に聞きに来ました。たまたま、紙ヤスリを少量だけ持っていたので、それを渡すと喜んで部屋に帰っていきました。

そして、今日。
「きのう の つづき!」と張り切って登園するほし組の子どもたち。S君は、「仕上げに、レシートで磨くと良い」という事を調べてきて、レシート持参で登園してきました。
担任も、昨日の帰りに「紙ヤスリ」を購入してきたとのこと。それも、粗いヤスリから細かいヤスリまで3種類のヤスリをそろえてきて気合十分です。

※このヤスリで磨くという作業は、桜のスプーン作りで経験したので扱いが上手な子どもたちでした

長い時間、磨き続けて”黒曜石”のような輝きを放つ”石”を作り上げる子どもたちとほし組の担任でした。
先週の土曜日に年少組の3クラスと年長組の「劇の会」が終わりました。

私は、年長組の劇のお手伝いでホールにいました。年長は3クラスとも当日が一番よく出来ていたように思います。

「年長ってすごいな!」「子どもってすごいな!!」と感心・感動の一日でした。
もちろん、上手にできたから「良い」という事ではなく、当日に向かうまでには”うまくいかないこと”なども経験し、その中で仲間同士が協力することや、励まし合う過程もあって、当日に一人ひとりが輝いていたことが嬉しかったのです。
幼稚園の時代に身に着けてほしい”力”が垣間見える、良い劇の会だったように感じました。

来週は、年少2クラスと年中組です。今週の子どもたちの取り組みも大切に見守っていきたいと思います。

今日から、園庭に遊具がかえってきています。久しぶりに見る遊具に子どもたちからは歓声があがっていました。今週・来週中には完成するようです。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い致します。
2024年2月9日(金)
今週は雪と劇の二本立てとなっていました。
火曜日のまさかの大雪に、劇の会前の担任たちは「まさか、休園になりませんよね!?」とドキドキでしたが、なんとか通常通りの保育が出来ました。保護者の皆様、登園のご協力をいただきありがとうございます。

とはいえ、火曜日は雪が雨に変わり、行事の前に風邪をひかせてしまっても、、、。と外で遊ぶことに躊躇しておりました。
子どもたちは雪で遊びたくてうずうずしています。職員室には何度も「そとで あそんでいいですか!?」と聞きに来ました。
私の運転しているバスに乗ってくるC君は、「きょうは ゆきだるま つくるんだ」とニンジンを家庭から持参です。

悩みに悩んで午後の30分ほど裏山で遊んでいいことにすると、気持ちを爆発させるように、裏山へ向かって雪にふれたり、形を作ったり、雪合戦を楽しんだりと、それぞれの楽しみ方をしていました。年長さんの雪合戦はダイナミック!担任は数秒で全身雪だらけになっていました。

水曜日は朝から晴れていたので、雪遊びをそれぞれ楽しんでいました。雪に絵の具をつけて「かき氷」を作ったり、フライパンに雪を入れて食材にしたりと、1日経ったこともあり、雪遊びも穏やかな印象でした。
乳児園庭で行われていた年少さんの雪合戦も、火曜日の年長の雪合戦を見ていたので、非常に平和的に見えました。

さて、年長組の劇は、今週の1週間で全クラス一人ひとりが自分の役割を認識して「自分たちの劇」になっていました。「○○君、声おっきくなっている!」と仲間の良さを認めたり、劇の途中に「○○っていうんだよ」とこっそり教えている様子もあり、支え合いの姿が素敵だなと思いながら見ていました。明日も、子どもたちがどんな様子を見せてくれるか楽しみです!

保護者の皆様の温かい見守りと拍手をよろしくお願い致します。
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