2015年10月30日(金)
遊びを考える
i0101
 気持ちの良い秋晴の好季節となりました。二学期の半ばを迎えた今、神明幼稚園では、こどもの数だけ遊びがあるように、こども達は、大げさに言えば人生の充実を求めて、思い思いの遊びを展開、楽しさを満喫しています。
 来年度の園児募集の時期でもあり、神明幼稚園をご紹介する意味からも、「遊び」についてもう一度考えてみたいと思います。
 
 遊びの要素については、フランスの社会学者ロジェ・カイヨワの「競争・運・模擬・めまい」が有名ですが、こどもは遊びに於いて、おもいを持って環境に能動的に働きかけ、楽しく作り変えます。ですから作り変える余地(=自分を発揮できる余地)を多様に感じられる環境は、こどもにとってはとても魅力を感じるのでしょう。神明の「うら山」が人気なのは、ひとつにはそうした理由があるのでしょう。なかまとも働きかけあい、自分を順応させることもします。一人では出来にくい素材選択や、ルールある遊びの導入などがあるでしょう。
 
 あそびを通じてこども達は、おもいを形に現す面白さ、主体性・能動性・知恵や工夫・社会性・決まりへの順応性などを育て合っているといえます。こどもたちが、遊びを通じて自分たちで育ち合っている、学び合っている様子を見ると、遊びパワーのすばらしさ・奥深さを感じます。幼稚園時代は3年間という限られた時間です。園生活の柱に遊びを据える以上に優れた活動など考えられないのです。

All Rights Reserved. Copy Rights 2014 Shinmei Yochien