2015年6月5日(金)
ふたりの先生
 「なかま関係の質」がどう育ったかが保育の眼目

 しんめい幼稚園には、13の全部のクラスに「二人の先生」がいます。3才年少さんは一クラス16名に、年中・長さんは一クラス23~28名に「二人の先生」です。一人は、クラス運営全体を考え責任を持つ「担任の先生」です。もう一人は、個別的な声掛けや働き掛けがあるとスムーズに活動できる子たちへのかかわりを主に、担任と相談しながらクラス運営を支える「援助の先生」です。「援助の先生」のほとんどは、幼稚園や保育園の先生の経験を持ち、お子さんも大きくなられた方です。

 保育園には、「援助の先生は○○ちゃんの先生」といった「加配」の制度がありますが、しんめいでは、「担任の先生も援助の先生もクラスみんなの先生」とした方が望ましいと考えています。なぜなら、大人が個別に手を掛けることが望ましい場合もありますが、しんめいの教職員は、「こども達は、なかまと育ち合う力を持っている」ことを確信しているからです。そして、「○○の生活・活動を通じて、育ち合いの力(=なかま関係の質)がどう育ったか」を常々保育の中で大切にしています。
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